~ACC 50周年企画DVDシリーズ~ もう一度観たい 日本のCM 50年
収録されているCMのクオリティは★×5つ。
ただ、ACCで賞を獲ったものばかりだから、
クオリティや表現方法が評価されているCFであり、
話題になったとか、露出量が多くてみんなの印象に残っているものが収められているというわけではない。
そういう意味で、雑誌「CM NOW」的な期待感で見ると、がっかり度合いが大きくなります。
なので、商品として★×4つ。3.5かも。
長尺CM多いし、賞狙いで作ったCMが多いから、実際に放送された回数はきわめて少ないだろうというCFが多い。
企業広告とか。
でも、'80年代以降のものはその当時で、話題になったものばかり。
ほとんど記憶しているし、懐かCMだらけ!
ナショナルの電球や蛍光灯を果物に見立てる「ナショナルのあかり」は、ロングバージョンが見られて個人的には感動。
ちなみに、クレジットされていないけど、パンシロンのCFで、渥美清に肩車されている女の子は、シンガーソングライターの沢田聖子の幼き日の姿である。イルカの妹としてデビューするのはこの十数年後。
これが入っているだけでも価値あり。
告白
まず、他の人も言っていることだが、1曲目「8cmのピンヒール」から8曲目「あいまいな感情」までは
本当にまるで一瞬のように駆け抜けていく。そして「長い目で見て」、「LOVE is SOUP」と遊び心あふれる楽曲が続き、
「風吹けば恋」「Last Love Letter」でもう一度加速していき、「やさしさ」をゆっくり、かつ力強く歌い上げて終わる。
濃いのに本当にあっという間に終わってしまう。
「海から出た魚」のような力強い詞から「LOVE is SOUP」のようなあたたかい詞まで書けてしまうベース福岡に
代表される、3人の詞に対する感覚も素晴らしい。
彼女たちにはやっぱり「ガールズバンド」より「ロックバンド」という呼称が似合う。
彼女たちの軸には常にロックがある。そこにいくらか肉付けすることはあっても、軸がブレることは決してない。
このアルバムを聴いていると、そう思わずにはいられないのだ。
稚拙な文章でしたが、最後まで読んでくださった方に感謝します。