動物農場- Animal Farm【講談社英語文庫】
イギリスの作家・ジャーナリストであるジョージ・オーウェルの『動物農場』です。
講談社英語文庫は『くまのパディントン』、『クリスマス・キャロル』、『幸福の王子』、『老人と海』を読みましたが、この作品と『老人と海』の文章はプレーンで非常に分かりやすいです。(私もそうですが)英語原書多読初学者の方にはお勧めします。
まあ、文脈から話の大意は分かるとはいっても、ちゃんとは知らない単語が沢山出てきましたので、オーウェルの豊かなボキャブラリーがちょっと恨めしくなりながら忍耐強く辞書で単語を引きましたけれども(笑)。しっかり単語を調べ切った何冊かの本を、あんちょこを見ずに読めるようになるまで繰り返し読み込んだほうが、英語力が付きそうなので・・。
内容的には文章の流れや響きの美しさを楽しむというよりは(『幸福の王子』も本書同様寓意の小説ですが、そちらは詩的な文章です)、オーウェルの簡明で歯切れの良い文章で作品に込められた皮肉や風刺を味わうという本です。
動物達の何気ないしぐさや言葉が彼等の性格を巧みに的確に表現していますし、農場やその環境など細部の描写の鋭い書き込みが作り出す現実感、説得力にはさすがと唸らされます。
スターリンやトロツキーといった当時のソ連邦の政治家達をモデルにして、動物達のキャラクターにしっかり深みやリアリティを盛り込み大胆に風刺しながら、文章には無駄な贅肉がありません。間違いなく詩人の書き方ではなく、ジャーナリストの書き方だと思います。シンプルな文章表現−あえて多くを語らないスタイルが想像力を刺激して<動物農場>を狡猾に侵食する<もの>の不気味さを引き立てているし、その雰囲気の中ではユーモアさえも読者をぞっとさせる見事な効果を挙げています。
次は同作家のもう一つの代表作である『1984年』の原書に挑戦してみようと思います。
臓器農場 (新潮文庫)
臓器が必要な人はいる。臓器移植が可能な時代に入った。臓器だけ育てる農場は必要だ。では、だれがその臓器を作るのか。人工的には作れず。障害が重い人の子を集め育てるのだ。必要なのはその臓器だけ。
ハハキギ氏のこの作品は、現在の状況を予見しているがごとし。かような状況下に日本もあるという警告の書。作者の怒りがキチッとでている。医療界を再度点検するために、必読書。
無料キャンペーンでDLしました。 余り内容は期待していなかったのですがさすがに有料ソフトだけのことはあります。一旦クリアしたステージも更にハイスコア目指して戻ることが出来るので(ステージ数も多いですが)何度も楽しめます。最初ツールのグレードアップの意味が理解できていなかったので車が遅かったり倉庫の容量に不満がありましたが、そこがわかると更に面白さが増しました。井戸が最後にはスプリンクラーになるのは笑える〜!