アナザヘヴン [DVD]
話は大したことないのだが・・・
「松雪泰子」と「江口洋介」の二人の演技の上手さには驚いたというか、イイ意味で期待を裏切ってくれたので嬉しかった。この二人の演技は観ていてチットモ違和感が無かった。タダの人気俳優ではない。それから私の二人を観る目が変わったのは言うまでも無い。その事を発見するだけでもこの作品は意義があると思った。
アナザヘブン~eclipse~(1) [VHS]
この作品は次はどうなるのかと毎回ドキドキします。現代の日本を舞台に、主人公たちと一緒に冒険しているような気分になり、自分もこんな風に現代の日本を舞台に、冒険をしてみたいと思わさせられます。次々となぞが現れるストーリー展開もいいですし、話の進み方にスピード感があって見てて飽きません。私の大好きなドラマです。
アナザヘヴン [DVD]
公開年はずいぶんと前なのですが映像は今見ても群を抜いていると思っています。いわゆる、テレビドラマからのスピンオフという古典的なマーケてイングになるのでしょうが、オープニングの浮遊感が映画の世界観をきちんと表現しています、その意味では今時珍しい硬派な映画だと思っています。
アナザヘヴン2〈VOL.1〉 (角川ホラー文庫)
三つの視点、三人の主人公で進行する物語。
ただ、その三つの視点は、それぞれの主人公の立場や性格や舞台も違うために、
こいつの話は面白いけど、あいつのはつまらないという事態に陥りやすいのが難点。
もっと残念なのは四巻構成なこと。
これ2冊に纏められるよね・・・?
飯田譲治の作品は「人間の○○という感情や行動は宇宙の●●の影響なのかもしれない」とか平気で出てくる。
その一文だけ見れば結構危ないセリフに聞こえるかもしれないが、
作品を読んでいるときは「ああ、そうなのかもね」と思わせてくれるのはさすが。
あとがきで誰かが「飯田譲治のSFは地に足がついている」と書いていたが、その通りだと思った。
アナザヘヴン [DVD]
それほど評価の高くない今作ですが、かなり頑張ってる部類やと思います。
誰を信じていいか解らないという状況を理解しているのが、警察の中でも3人だけなあたりも面白い設定でした。
松雪さんを犯人と決めつけて、誤認やったと判断した後の サブ過ぎる空気も良かった。
柄本さんが殺されたあたりも、原田さんと江口さんの大マジな雰囲気に圧倒される刑事達の表情も素晴らしかった。
同僚の若手刑事に銃口を突きつけて 犯人扱いしてる自分自身が信じられないが、消去法でいくとコイツしかいないというジレンマというか焦りというか、なんともいえん表情を 原田さんと江口さんがしてます。
この辺、すっごく良かった。
まぁ、松雪さんが、クスリの袋を忘れて帰るあたりには たしかに疑問は残りますが。
それと、柄本さんを襲う理由も よく解らない。
まぁ、よく解らないモノの考えなんで、解らなくて当然かもしれません。
それと、ラストの江口さんは 喋り過ぎですね。
邦画の悪い部分が 最後に出ちゃいましたね。
でも、よく出来てると思いますよ。
特に前半から中盤の、まっとうに犯人を捜してるあたりは、原田さんと江口さんのコンビが サスガの演技力で引っ張っていきます。
市川さんも、一途な役所を熱演してますし、持ち前の 不思議な雰囲気にマッチしてました。
加藤さんは、ちょっと疑問。
必要性が あまり感じられなかった。
このへんは、もしかしたらテレビ版とのカラミなんでしょうか。
テレビ版は未見なんで、よく解りませんが。
邦画としては、よく出来てる。
それは確か。
点数は4.5点で。