高校生レストランの奇跡
著者は「高校生レストラン・まごの店」の仕掛け人として知られるスーパー公務員。でも決して特別な人じゃない。その幼少期から若き日の挫折、町役場にはいってからの仕事への取り組みまで、素敵な人との出会いを軸にその経緯が詳しく書かれている。この本を読むと、著者は本当に人が好きなんだなぁということが伝わってくる。行政の仕事は、人を輝かせるために、舞台を作り、出番を作ること。人を輝かすことで、町が輝きだす。まちおこしとは、経済的な数値で計るものではなく、そこに住む人が、どれだけ幸せを感じられるかが大切。
まちおこしに懸ける思い、一般的には熱意と表現されるその思いが、覚悟というレベルにまで高まったら、スーパーマンではない一人の公務員、わずか人口1万5千人の普通の町でも、力を合わせてここまで出来る。まちおこしに必要なヒト、モノ、コトはどんな町にでもある。それが著者のメッセージかと思う。
ドラマで高校生レストランを知ったファンには、ドラマ上の設定と事実の違いと共通点を発見する楽しみもあるかも。
高校生レストラン、行列の理由。
教師の熱意と力量で、生徒はいくらでも成長することが解る良書です。
逆説的にいえば、生徒が成長するには、先ず教師に成長(変革)が求められます。
この主張が本書94〜95頁に、こう書かれています。
「生徒を変えるには、まず教師自らが変わる。
それを批判する人がいても信念を貫き通す。公立の学校は
(つまり、公務員と教師は)頑張れば頑張るほど批判される。逆に、手を抜いて
適当にやっていれば何も咎められない。」
見上げた流星(初回限定盤2)(DVD付)
ストレートな言葉で元気いっぱいの応援歌、のイメージが強いTOKIO。
『見上げた流星』は歌詞の率直さはそのままに、ゆったりとでも力強く歌い上げるような応援歌です。
「一緒にがんばろうぜ!」というよりは、「大丈夫だよ」と語りかけてくるような。
メンバー全員が30を過ぎたからこそ歌える曲のように感じました。
TOKIOのバラードは優しくなり過ぎないところも、個人的に好きなポイントです。
『PLUS』は配信限定だったので、CD化を心待ちにしていたファンは私だけではないはず。
リーダーならではの言葉選びが素敵な名曲。
初回盤2にはこのDVDが付いていて、真剣な表情・屈託のない笑顔・果てはライブ映像まで見られます。
一般人気がCD売り上げになかなか結び付かない彼らですが……
農作業姿が日本一似合うアイドル(笑)の素敵な曲・格好いい姿を、もっと多くの人に知ってもらいたいような、このままマイペースでもいいような、複雑な気分です。
高校生レストラン、本日も満席。
高校生がしているレストランがあると知ったのは、何年か前のニュースでした。県立の高校に調理科があってそこの生徒が調理をしている。それがとてもおいしいということ。それしか知りませんでした。
けれどたまたま目にとまったこの本を読んでみて、いかに苦労を重ねてきたのかということがわかりました。
調理科を受け持つことになった先生が、いろんな苦労をしながら軌道にのせていく。その苦労を書かれていました。なかなか興味深い。
自分が高校のころにこんなところがあったら行っただろうか?先生の情熱と生徒のやる気、そして周囲の受け入れる力があつまってレストランまでいくことができたんでしょうね。夢中で読み切ってしまいました。
見上げた流星(初回限定盤1)(DVD付)
TOKIOの曲を買って聴くのは、
『青春 SEISYuN』以来なので、
ファン目線ではどうだか分かりませんが、
久々に良いバラードだと感じました。
そういえば、ダッシュ村が震災の影響で、
避難区域になってしまいましたね。
その復興に向けたVTRとも、
この曲の歌詞はシンクロしているようで、
何だか胸を打たれます。
「同じ時間、同じ空の下で、同じ痛みを分け合いながら、
ひとつひとつの小さな夢が、大きな星座になるから。」
「理不尽な現実に、投げ出しそうになるとき、
記憶の中に生きてく、あの笑顔を心に映すよ」
この悲愴感が曲調とマッチしていて、
頑張って欲しいなぁと素直に応援したくなります。
『AMBITIOUS JAPAN!』や『宙船』などとは、
また違った魅力を持っている曲だと感じました。