マンマ・ミーア!-ザ・ムーヴィー・サウンドトラック デラックス・エディション(DVD付)
まず映画「マンマ・ミーア!」を見て、ABBAの「S.O.S THE
BEST OF ABBA」を購入しました。
映画に登場する曲ほとんどが入っています。
そして次にこちらのDVD付きCDを購入しました。
自分のように、映画を見て曲が気に入ったという人で、どちらの
CDを購入しようか迷っているなら、こちらの方を購入された方が
いいと思います。
映画の雰囲気を損なわず、映画館で見た興奮そのままがぎゅっと
このCDにはこめられています。
聞きながらそのまま場面を思い出して踊りたくなるくらい楽しいです。
DVDもぜひ見てみてください。
愉快な「ギミー!ギミー!ギミー!」の始まりです。
久しぶりに最初から最後まで楽しめるCD(とDVD)でした。
何度でも聞きたいCDとはこのことを言うのでしょう。
ただしケースから少々CDが取り出しにくいように感じましたので
その点はご注意ください。
Sophie's Choice [VHS] [Import]
人は日々さまざまな場面においてなにかを選択する。そして、なにかを選択するという行為は、一方で別のなにかを諦め手放すことを意味する。だが、そういった日常的な選択とこの作品に描かれる「選択」の表す意味はまったく異質なものである。それは、われわれの安易な想像を打ち砕くほどの戦慄すべき「選択」なのである。ソフィーが手放さなければならなかったものの重さ、彼女の慟哭、絶望を思うとき、彼女自身がした、せざるを得なかった「選択」のむごさ、人間の残酷さ、人間の運命の凄惨さに胸の潰れる思いがする。
一方の主演のケヴィン・クラインもいいが、メリル・ストリープの迫真のパフォーマンスは、演技力にはつとに定評のある数多い彼女のキャリア中の白眉であると確信する。これほどの作品がなぜ日本でDVD化されていないのか、関係者の見識が疑われる。
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 コレクターズ・エディション [DVD]
いまでこそ女性政治家はさほど珍しくない。だが、眼を男性まで広げても、イギリス首相を務めたマーガレット・サッチャー女史ほど強い意志を持った政治家は、そうそう居るものではない。そして政界を引退した今、彼女は認知症という病を得て療養中と聞く。そんな彼女の生き様を描いた作品だ。世の中を良くしたいという夢と恋との折り合いに悩む娘時代、周囲のお膳立てに乗りながらも首相の座に上り詰める上昇期、未曾有の危機にさらされた国家財政、フォークランド紛争、様々な難問が押し寄せた首相時代の約10年とエピソードは多彩だが、そこに拾ったユーモアや彼女の味わった苦しみは見ている者を飽きさせない。いくつかは家族を犠牲にしたかも知れない、いくつかは国民を失望させたかもしれない。こんな政治家の業というものの凄まじさが我々を圧倒する。サッチャーを演じたメリル・ストリープは「鉄の女」の迫力十分、彼女が「臆病者」と吐き捨てるシーンは強く印象に残るが、そんな演技だけが賞賛の理由ではないだろう。妻であり、母であることを政治家であることにスポイルされた苦悩はもちろん、病を得た晩年の演技の迫真ぶりもまた驚きの領域だ。認知症のせいとはいえ、今は亡き夫と交わす会話に彼女の背負った悲しみを見るのは私だけではあるまい。悲しいことだが政治家には賞味期限がある。その賞味期限を過ぎ、味方と思っていた人間が離反していく悲哀、愛する夫を亡くした悲哀、彼女の晩年はそんな悲哀を背負った晩年なのだろう。運命の過酷さをも感じずにはいられないが、同時にイデオロギー的な好き嫌いを超越した彼女への敬意が湧き上がってくる作品だ。
マンハッタン [DVD]
マンハッタンの街並は限りなく美しくマリエル ヘミングウェイの花のような可愛らしさが、そしてジョージガーシュインの音楽が見事に調和し、ロマンティックな気分にさせられる。New York Philharmonic(ズービン メータ指揮。ジャズピアニストのトムピアソン編曲)の演奏が画面に息を吹き込み、ニューヨークに行けば、こんな事が毎日街の片隅で起こっているかのような幻想を抱かせる素敵な一本。