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アヴェンジャー〈上〉 (角川文庫) 人を殺す現場が仕事の軍人。調べることのプロの記者。その両方の職業経歴があるフォーサイスだから書ける小説。フォーサイスで一冊、と尋ねられたら、この本を私は推します。

旧ユーゴ紛争で何があったかを示す映画や本は、今でこそ沢山出て来たが、その中でもフォーサイスは、一番早かったのではないか。そこに同じヨーロッパ人の責任と記者魂を感じます。

この小説では、復讐劇が静かに淡々と書き綴られて行く。それがかえって、これはこの内戦の極一部です、と彼が言っているような気がする。 私自身、日本で開催されたユーゴ紛争の報告会で、国連で働いた人から、この本の冒頭シーンとそっくりの話を聞いた。 また、ツアー会社が、人を撃ってみたい人を紛争地に連れて行くツアーを企画していたり、EU製の武器が供与されて同じEUの人の命を奪っている事実を知らせる映画も後に出てきた。戦争では人はそこまで堕ちるのだと。

私は、フォーサイスが同じ時代に生きて、彼の本から戦争とは何かを教われることをある意味とてもラッキーだと思う。

オデッサ・ファイル (角川文庫) 本題はナチスの残党を追うものだが、重要なのはオデッサなる組織が存在し、戦後のドイツでしっかりと根を張っていることを告発していることだろう。本書が書かれたのは70年代のことだが、昨今のネオナチの台頭はオデッサの成功例のひとつであることも判る。

よく戦争責任についてドイツを見習えという議論があるが、この本を読むとドイツの戦後が100%見習うべきものではないことがよく判る、そういう小説である。


Headache and Dub Reel Inch 2012.1.13 Live at 日本武道館(初回生産限定盤) [DVD] 13年ぶりのアルバム
Headache and Dub Reel Inch
作品自体も良くて今回のライブDVD
楽しみにしていました♪
何より清春さんがカッコいいです。
ホリケンさんの部分はカットでしたが
アンコールでの雅さん登場や
清春さんのパンダのかぶりもんでの登場
MCは笑ってしまいます(笑)
パンダのままBEAMSなんで
ギャップに鳥肌が立ちました。
ほんと買って損はないです。

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