神様はじめました 12 (花とゆめCOMICS)
12巻は全話、沼皇女と小太郎くんのお話。
とゆうことで神様と狐のお話はおあずけです。
やっぱりちょっと残念。
しかし決してつまらないわけではありませんよ。
沼皇女かっこいいです。好きです。
あまたの妖怪を統べる主としての面と、一途に恋する女の子の一面。
表情自体はほとんど変わらないのに、揺れ動くそのアンバランスさがとても魅力的でした。
そして久々登場の龍王宿儺。『よ!いい男!!』笑
意外に親切な上、大活躍。
次巻から努涛の山場の新章突入ということですので(連載はまだまだ終わらないそうです。安心。)
今回はちょっと物足りなくても我慢ですね。むしろ13巻への期待が否が応にも膨らみます。
次の13巻と一緒にファンブックも出るらしいですし、盛り上がってるみたいで嬉しいです。
本当に大好きな作品なので。もっともっと続きますように。
神様と狐、鯰と人間
禁忌の異種族間恋愛、はじまりました。
星になる日 (花とゆめCOMICS)
『カラクリオデット』に顕著でしたが、この作家さんの根底にあるのは「生命賛歌」であり、
この初期短編集ではそれが特に鮮やかに浮かび上がっています。
生命賛歌への照れは、その描き方が逆説的であったり、登場人物の照れとして描かれたり
していますが、そこが鈴木ジュリエッタらしい味付けになっており、ファンなら是非読んで
おきたい一冊です。(初期短編集ですが、絵柄は気になりませんでした)
ハッピーとは言い切れないエンドを迎えた短編にも独得の読後感の良さがあり、個人的には
貴重な作家さんです。今後の活躍にも期待しています。