アストロボーイ・鉄腕アトム Vol.1 [DVD]
完全デジタルな画像で生まれ変わった鉄腕アトム・・・
やっぱり今の時代の題材ではないのかな~と感じてしまいます。
この番組の前の時間の黄金のガッシュとか、夢一杯のファンタジーにもある程度の人間味が加味されて完全な正義が通用しなくなった今にはやはりこの作品はパワー不足。
どんなに過去に良作と言われ、伝説的な存在の作品であっても時勢って物はやはりある。わざわざ掘り起こす事は正しかったのかな?放映回が進む毎に感じる疑問です。
アストロボーイ・鉄腕アトム DVD-BOX #1
初代アトム世代としては第1話のあまりに力の入った作画を見て、イメージの違いに多少面食らった。しかし話数を重ねる度に馴染んできて今では放送日がとても待ち遠しくなった。テーマは一貫していて人間とロボットの共存を描いている様だ。内容は基本設定や世界感はそのままだが原作や前作のリメイクではなく、オリジナル構成。手塚キャラと新キャラとがきれいに融合している。駄作のない非常に練られたストーリー。スピード感溢れるアクションありキャラクターの心情に比重を置いた話ありで、飽きさせない。
カツオやルパン三世のように往年の名キャラクターは役者が変わると心配なものだが、津村まこと氏演じるアトムはオリジナルの清水マリ氏の声を彷彿とさせて、初代からのファンでも違和感がない。
個人的にはEPISODE 12「よみがえったジャンボ」が好きだ。米アニメの名作アイアン・ジャイアントを思い出す話で、泣かせる。ジャンボの声をメインスタッフのマーク・ハンドラー氏が担当している。「ありがとう、可愛いお嬢さん」と言うだけなのだが、正にピッタリの適役。
アニメが「ANIME」になるまで―『鉄腕アトム』、アメリカを行く
『Astro Boy and Anime Come to the Americas: An Insider's View of the Birth of a Pop Culture Phenomenon』の翻訳である。アニメを知りたい人間の必読書なので是非一読するようお勧めする。1963年にスタートしたかの『鉄腕アトム』がスタートしたときには歌詞がなかったそうな。本著の著者がアメリカ版で歌詞を付けて歌わせたのを手塚治虫が聞いて日本でもやったとのこと。歴史的な事実に関し若干の認識の誤解はあるものの資料価値は十分だ。
アストロボーイ・鉄腕アトム Vol.2 [DVD]
このシリーズはどこかで見たようなデザインや画撮りが多く、昔の鉄腕アトムのテレビ放送に拘泥している私にはなかなか違和感が消えませんでした。しかし、だんだんこなれてきており、特に4話入っているうちの6話と7話のアトラス対アトムというのが愁眉です。第一巻に比べてキャラがこなれてきた感じがします。アトムも良くなったし、天馬博士(こんなに昔は悪い人ではなかったのですがねえ)もキャラ立って来ました。出来ることならタワシ警部やスカンクがまじめすぎて面白くない。もう少し力を抜いてほしい。第8話のロボット特急は機関車のデザインが手塚ワールドを踏襲しており秀逸。もうすこし全体に手塚先生のあそび心を入れてほしいところです。
鉄腕アトム&ベスト・ヒーローズ 手塚治虫「壁紙」作品集
アトムやジャングル大帝にリボンの騎士と他2作品、お馴染みの手塚作品が50枚も入った壁紙ソフトとは、太っ腹なソフトです。
価格もリーズナブルで購入しやすいし。
毎日使うパソコンだからこそ、自分流にデスクトップをカスタマイズしたい人にはオススメです。
わたしは、もちろん毎日アトムで元気百万馬力!ってとこです。