これってホメことば?
なにげなくNHKのみんなのうたを見ていたら、アナウンサーたちがロックを歌いだした!そのはじけぐいあいにみんな驚くでしょう。あっしも久しぶりにびっくらこいた。ボーカルは、ことばおじさんこと梅津正樹アナウンサー(57歳)。なにげにいい声してる。バックは5人の後輩アナなんだけど、ギターやドラムを演奏。特に住吉美紀アナのドラムは絶品!途中、アニメのことばおじさんが出てくるんだけど、これもカワイイ!で、なんといっても、「これってホメことばぁ〜?」の繰り返しが、頭に回る。一回聞いたら、忘れない!気がつくと、鼻歌を歌っている自分が怖い。この歌は、だんご3兄弟を超えるのではないでしょうか。その証拠に、近所の小学生が、通学中にみんなで歌っています。こどものパワーって、想像以上にすごいですよ。そうそう、最近、NHKホールの収録で歌ったらしいですよ。この歌について調べてたら、NHKアナウンスルームの公式ぺージに行き着きました。歌詞や替え歌募集など、詳しく載っているので、ご参考に。
Sports Graphic Number Do 理想のカラダのつくりかた。 (Number PLUS)
表紙の川澄さんに惹かれて買いましたが、スポーツするというだけの大雑把なくくりでプロから一般人までいろいろ載せてるのが逆に面白かった。スポーツする動機も内容も別に人それぞれでいいというか。みなそんなに気張ってないんだよね。
僕はすでに数年ジョギングやってますが、「あーなるほど」「お、やっぱり?」などと共感しながら読めました。これからなにかやりたい人の心のハードルを下げてくれるかも。自分的には合気道の記事が面白かったです。
自分へのごほうび
アナウンサー住吉美紀さんの、文字通り「自分へのごほうび」を綴った本です。
辛い時、疲れた時、ふと何かをやりたくなった時、やってみたことが綴られています。
ただ、それがやはり体力勝負のアナウンサーの方だけあって、普通ではない。「鼻うがいポット」にしても「ヨガをする」にしても、「素人なのにここまでやるか」という感想はあります。
ゆるゆるとした、だが少し体育会系の「自分へのごほうび」。読むのは休日がお薦めです。
自分へのごほうび (幻冬舎文庫)
著者が、この本の中で書いている気持ちは誰でも普段感じている事なのかもしれない。
誤解を恐れずに言えば、「誰もが思うフツーのコト」
だけど、この本の良さは、それをきちんと「言葉」にしている点だろう。
著者の感性の川を流れる様々な思いを、川下に流れ去る前にきちんとpick upし新鮮なうちに言葉にしている様子が想像できる。
私自身、ブログなんかをやっていて「思ったことを文章で書く」ってのは、口で言うほど簡単ではないと日々感じているので、こういう文章は素直に「凄いなあ」と思う。
しかも、(専業作家ではないためか)ありがちな技巧もなく、まさに「感じた言葉」で綴られている点が、読者の心に澱みなく入り込んでくるのだろう。
そして、言葉にするだけではなく、それを一般化というかもう少し大きな次元でとらえ、人生の指針や普段の自分を見つめなおす素材として生かしている点は、著者の意識の高さを感じずにはいられない。
しかも、決して無理して「頑張っている」様子ではなく、一つ一つを咀嚼しながら、依然として自分の言葉で。
エッセイというカテゴリーや本の装丁は女性向きではあるが、決して女性だけの読みモノではなく男性も十分に楽しめるし、ヒントを得られる本である。
プロフェッショナル 仕事の流儀 生命科学者 上田泰己の仕事 若きプリンス、生命の謎に挑む [DVD]
小学5年生で感じた素朴な疑問。
「自分って何だろう、生命って何だろう?」
この疑問を科学の言葉で解しつつある新進気鋭の天才システム生物学者・上田泰巳さんの登場である。
「科学界の若きプリンス」とも称される彼。
「プリンス」とは王様になる事が決まっているヒトの事だとか(笑)。
上田さんは久留米出身で東大医学部卒。ヨン様似のイケメン研究者でもある。
今は35歳にして神戸ポートアイランド・理化学研究所に本拠を置きながら、
3つの大学(京大、阪大、徳島大)を掛け持ちして廻る忙しさである。
何と27歳でチームリーダー(大学の教授に相当)に抜擢された早熟の天才だ。
いよいよ、2010年2月のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演した番組のDVD版が上梓されたのである。
「体内時計」
この地球上に誕生して来た無数の生命体には体内時計が備わっている。
それは地球に生まれた宿命でもある。
そしてヒトのマスタークロックは視交叉上核。24時間周期で時を刻んでいる。
青白い光線(つまりお天道様)にもっともよく反応しズレをリセットする。
『真夜中に強い光を浴びると体内時計がバラバラになる』とは上田先生からのアドバイス。
但し、腸にも肝臓にも皮膚にも、ありとあらゆるところに時計(時計細胞)が有る事が最近解って来た。
先生は20個ある時計遺伝子の中の一つに目を付けそのスイッチをいじるのである。
つまり「時計を操る」人類初のチャレンジに挑む。
「全てを疑い、考え抜け。」「訳の解らない事にこそ鉱脈が有る。」と言い、
夕食はおかずだけでご飯は摂らないと決めている上田先生、まるで釜池豊秋先生が乗り移ったみたいである(笑)。
血糖がドーンと上がったら、その後の思索に悪影響が出ますからな。
実に素晴らしい。
「時間医学」
これは私が尊敬する伊藤裕教授(慶大医)が重要視する分野でもある。
リズム・メモリー・サイクル・・・
(朝日を)浴びて、(獲物を求めて)動いて、喰って、すぐ寝る。
このリズムが崩れると不眠や鬱病そしてメタボなど色々の病気が起こって来るのである。
我が国が誇る天才たち=上田先生・伊藤教授・柳沢正史テキサス大教授(オレキシンの発見者)らの今後の研究のご発展が実に楽しみである。
爆笑問題との共著本『爆笑問題のニッポンの教養 「体内時計」はいま何時? システム生物学』も併せて読まれん事をお勧めする。