わんぱく・ぶっく 2012年 09月号 [雑誌]
現在2歳の娘に毎回購入しています。シールが沢山あるのとサンリオのキャラクターが興味をそそるみたいです。
私もサンリオ世代(因みに初期)なのできゃーきゃー言いながら子どもとしています。
たまにシールを子どもに渡したくなくなるほどかわいいです!
ちょっと残念なのが、紙質ですね。。。藁半紙なのかな?一度シールを貼ると取りにくいです。
だけどそれは子どもには「間違ってはいけない!」と適度な緊張になってるみたいです。それを計算してこの紙質なのでしょうか?
多分違うと思いますが(笑)、この内容の濃さでこの値段は文句の付けようもないと思います。
内容も豊富で間違い探し、1から30までの点つなぎ、ひらがななど幅が広いです。シールを貼るなど指先の強化にもなりますね。
娘は一日で全部やってしまうほど、これに熱中してしまうため、専ら外出時、特にお行儀良く待ってないといけない時に
しています。かなりお勧めします!
脳Rギュル ふかふかヘッドと少女ギゴク (ガガガ文庫)
個人的には面白かったです。
本書は夢野久作の跳訳ですが、もちろん夢野久作を知らなくても読めます。
知っていればより楽しめるのは言うまでもありません。
一人称視点のみの構成や、奇妙な世界観、独特のテンポと、かなりアクが強い。
全編通してリアリティが欠如していて、もやもやと曖昧模糊。
が、それゆえに怪しげな電波のようにグイグイと脳に入り込んでくる作品です。
夢野久作の跳訳としては申し分ない雰囲気。
『攻殻機動隊』『エウレカセブン』の佐藤大とストーリーライダーズが携わっているので、品質は折り紙つき。
世界観にさえなじめれば、ガガガ文庫でも屈指のページ数を誇る本書を読破できるはず(笑)
懐かしい昭和のワンパク時代 [DVD]
モノクロ214分・・・たっぷりと見ごたえがあります。当時の撮影ビデオですのでHDやブルーレイの高画質に慣れてしまった現代人にとっては逆に新鮮さを感じることでしょう。自分の生まれ育った懐かしい古き良き年代で、札幌近郊に住んでいたので見覚えのある光景も数多く★★★★★星五つの評価です!
つまさきだちおんなのこ
★4の中。
著者の2冊目。
描き下ろし巻頭カラー6頁含む、背伸びをすればいつだって新しい世界が拡がる、少女という名の時代。大人の視点に憧れる少女の物語『つまさきだちのおんなのこ』。
兄貴のカノジョは同級生。子供のくせにもう子供じゃない少女への少年のキモチ。8頁ショート『二人三脚』。
自分の中に刻まれた残滓を頼りに想い人を探し求めた少女が気づいたこと『去年の日焼け』。
先客の入った穴には触れる度胸がないのでオシリの穴をいただきますという少年の12頁ショート『Juvenile A』。
自分が女の性をもっていることに初めて気づいた少女の12頁ショート『スカートの適齢期』。
10頁ショートの不幸少女的希望『あの子のかえるコール』。
大人専門の少女サンタな10頁ショート『X'mas tales』。
オシリの穴で笛を吹かれる少女の6頁ショート『ハレンチ遊技場』。
わずか2頁の『19時の時報マデ』。
ほか、インタビューやら年譜やらカラーイラストやらいろいろ収録。
ショートが多すぎて抜きネタとしての感情移入がしにくいのが最大の欠点。
2編は絵柄が古いです。
現在の成コミレベルにはほど遠いけどハードコアな挿入描写をきっちり描き出した姿勢が嬉しい限り。
物語はとてもステキ。
作品の方向性として1冊目『彼女がつながれた日』より痛み成分が思いっきり少なくなったのは、個人的な趣向としてありがたくないんだけど、一般的には正解でしょう。
『X'mas tales』『19時の時報マデ』はさすがに足りないけど、作品の端々まで少女のキモチが溢れています。
やっぱり『つまさきだちのおんなのこ』が最高です。
『去年の日焼け』『スカートの適齢期』『二人三脚』も大好き。
宝箱のような、少女心を覗いてみたい方へのお薦めです。