花組対戦コラムス2
『テトリス武闘外伝』に始まるキャラクター対戦型オチモノパズルの決定盤的な作品。
攻撃力重視型のマリア。一撃必殺のカンナ。回復力のアイリスなど各キャラごとに個性を設定し、更にサクラ2で導入された作戦コマンドをアレンジして性能差に広がりをつける。最終的には花組八人に裏方四組の計十二人に作戦六種の全七十二キャラと言う圧倒的な内容になる。
ぷよぷよのようにテクニックで差がつくと言う競技的な部分は薄く、むしろ劇的に変化する状況に適応する反射能力が必要なオチモノで、ルールさえ把握すれば初心者とベテランがほぼ同レベルで良好な対戦ができると言う奇跡的なゲームである。
前作に比べて時間制限を設けるなど、対戦ツールとしてほぼ完成したと言える。
サクラ大戦の番外編としても各キャラのストーリーモードに加え、勝ち抜きの少年レッドモード、裏方四人の監督モード、パズルモードがある。
特にかえでのストーリーモードはサクラ大戦のタブーに触れる恐るべき内容で一見の価値あり(降魔化した姉よりも邪悪なかえでさんがいる)。