ガラクタ通りのステイン Vol.1 [DVD]
前作ポピーザぱフォーマーと比べるとさらにディープな世界。
ぶっとんだ発想を誰が見てもおもしろいように作ってしまう才能は、
ポピーと同じだが、 ステインではさらに増田監督の本質に近づい
てる気がする。
どこかで見たような懐かしさを見る者に与えるくせに、 原典らしき
ものは見当たらない。
悲しい話から笑える話まで、各話によって色々なテイストが味わえる。
Sweet Bossa-Bleezing Guitar
待望の最新作は、ボサノバ。渡辺雄一さんがプロデュースを担当しています。
はじめの一音から魅了されて(ああ、鈴木大介さんだけの音!)、最後まで鳥肌がたったまま、聞き手の集中力も落ちませんでした。
だれでも知っている「イパネマの娘」も、いままで誰も知らなかったようなお嬢さんになっています(ほんとう、こんな女の子が目の前にいたら、どうしたって恋に落ちてしまう!)。
興奮とスリルと情熱と人生の楽しみがぎゅっとつまっているかのよう。
お楽しみあれ!
ガラクタ通りのステイン Vol.3 [DVD]
10話「種子」
11話「粘土」
12話「釣竿」
13話「人間」
そして第1話「卵」、イートンデザイン違いバージョンの全5話を収録。
特典は監督と音楽のめいなCo.のインタビュー。
また2002年12月31日にキッズステーションで放映されたスペシャル番組、ガラクタ通りの設定デザインの変遷も。
そして例によってガラクタ通りの住人たち紹介を収録。
ブックレット掲載の絵コンテは「種子」。
初回特典のカンバッチは迷子の仔猫ちゃんとロボットS1-T3。
個人的にはキャラ紹介がユニークで面白いと思う。
「種子」でいきなり出てきた宇宙船は実は・・・。
このキャラ紹介を見ると、本編ストーリーの見方がまた変わったりしますね。
この3巻で1クール目は終わり。
(2!クール目の製作を切に望みます)
この巻は結構考えさせられる話が多い。
ことに最終回「人間」は感動です。
しかし1~12話までがあって初めて大きな意味を持つ内容だと思うので、最終回未見の方は他の話を見てからの視聴をお勧めします。
家のない少年たち 親に望まれなかった少年の容赦なきサバイバル
悲惨な境遇のはず。なのに、
からっとした明るさが印象的な、
ものすごく念密な取材に基づいて書かれた、
説得力というか、怖さと言うか、生々しさと言うか、
そういったものがある作品だと、思いました。
「家のない少年たち」は、
少しも特別な存在ではないように、思えたのです。
家のない少女たち 10代家出少女18人の壮絶な性と生 (宝島SUGOI文庫) (宝島SUGOI文庫 A す 2-1)
援助交際や少女売春をテーマに書くルポはたいてい特定の少女たちを面白おかしく描き「10代の奔放な性」として無責任に終わるものが多いが、作者は一人一人の家出少女の生き様を幼年時代から聞き取り、少女たちに共通してある、様々な暴力や虐待の被害を明るみにする。数年にわたるルポの中で、少女買春の現場は、場所もルートもすさまじく変化している。作者も強調しているように、売春で傷つき、また売春で生き延びることが出来ている子どもたち。遠い国の話とおもってしまうが、これが日本の現実なのだ。子どもたちよりももっと大切なものが、この世にあるだろうか。子どもたちが大人から傷つけられ、放置されている社会が成熟社会の日本なのだろうか。
あとがきで作者が言うように、一刻も早い児童福祉の充実が急務だ。それを実現するには、私たち市民ひとりひとりが声を上げていかなければいけないのだ。