息子の部屋【字幕版】 [VHS]
父親は何度も息子とのやり取りを思い返し、自分が違う選択をしていたら息子は死なずに済んだかもしれない…という思いにとりつかれます。
大切な人を失ったことのある人なら、誰もが経験する苦しい堂々巡りです。
死を受け入れられないがために、自責の念から離れようとしない父親と、息子宛ての手紙でガールフレンドの存在を知る母親。垣間見たわが子の新たな一面に、彼女は喜びとも思える表情を見せています。
息子の死によって生じた、自身の変化に戸惑う家族。そんな彼らの元にガールフレンドとその友達が訪れます。二人は家族に少しの笑顔と、息子が知り得ないほろ苦い思いをもたらしました。
ラストシーン、二人を見送って思い思いに浜辺を歩く家族は、疲れきっているにもかかわらず清々しい表!情を見せています。
死の悲しみの次に、必ず通らなければならない「不在を受け入れる」ということを見事に描いた作品です。
インテリアアクアリウム vol.8―水槽のある暮らし 小さな自然が息づく理想の部屋を求めて。 (SAKURA・MOOK 82)
アクアリウムをインテリアに溶け込ませるノウハウが美しい。しかし、夏場限定で観賞魚が死滅してしまうような非実用性も否めない。水槽の中は一刻一刻変化するもので、ここで紹介されている例では長期間飼育するのはかなり難しいのではないかと思った。
息子の部屋 [DVD]
“息子の死”があまりにも淡々と描かれていたから、最初はいまいち納得できなかった。だけど全編を通してみると、死があっさり描かれていただけに回想シーンや父親の苦悩するシーンでだんだんと“息子の死”というものにリアリティを持たせていった。それが見ていて痛々しかった。
深い悲しみに包まれた家族が、ゆっくり時間をかけて再生してゆく…そんな静かな物語だった。
息子の部屋 ― オリジナル・サウンドトラック
映画を見ていなくても、午後の友人との語らいや日曜日の
朝食の時に低めの音量でCDをかけると、そこはのんびりとして
スノッブなイタリアの中の上家庭(主人公は自宅で精神分析医
奥さんすごい美人、ティーンエイジの息子と娘。)
こういうピアノの音はどうやって出すんでしょうね、現代の
イタリアの香りが漂います。
ドラゴンクエスト・キャラクターズ トルネコの大冒険3 ~不思議のダンジョン~
当然「トルネコ」であるため、「2が面白かったから」という人にはなんなくお勧めできる。変更点と言えば、レベルがダンジョンを出てもそのままの事や、合成システムで、特殊性能を一つの武器に組み込める限界が設けられたことくらい。その他はフィールドに新たな要素が加わっただけのバージョンアップと言える。
ただ、明らかに違うのは「やりこみ度」である。「ポポロ編」が加わったことで当然プレイ時間が伸びるわけだが、こちらは自分のレベルを基準として、すべてのモンスターを仲間にできるという特典付きである。「武器を使って楽しむトルネコ」・「モンスターを仲間にし、ぞろぞろ大群でダンジョンに押し入るポポロ」と言ったところか。このゲームのやりこみ度を跳ね上げた要因は全てこのポポロ編にあるといっても過言ではない。
しかし、難易度が後半から非常に高くなる。「3」でのレベルがそのままであることを利用して、ある程度の高レベルになってからでないと普通のシナリオのダンジョンすら攻略が危うい場面も多々…。クリア後のダンジョンなどはもはや「遊び」ではなく、ガチで行かないと(「倒れた時アイテムをすべて失う」という条件が多いため)大泣きすることになる。ポポロ編では一つしか手に入らない武器もあるため…
総合して非常に楽しく、ポポロ編はドラクエ好きから入った人でも十二分に楽しめるはず。苦悩と挫折ののちにある達成感がまさに味わえるゲームであり、満足のいく内容になっています。