Uncle Charlie & His Dog Teddy
カントリー/ブルーグラスをベースにしたJag band風のサウンドで、古き良きアメリカを奏でてくれるNitty Grittyの最高傑作がこれでしょう。
ダブルアルバムとして当時リリースされた本作ですが、生ギター、バンジョー、ピアノにアコーディオンにルーズ目なコーラス、コンパクトな楽曲がにぎやかに盛り込まれた印象でした。
今聴くとさすがに時代的に少々無理を感じるものもありますが、中でも断然輝きを失わないのは、Charlieおじさんのお話とクロスしてイントロが入る名曲"Mr. Bojangles"、そして当時の数多くのカバーでも知られる"House at Pooh Corner"の2曲です。心に焼きつくこの2曲は懐かしくも切ない絶妙の名曲・名演、落涙の思い。思わず自分の髪に手をやり、愕然としながらもギターコードをさぐっちゃったりします(苦笑)。
'70年前後、Bell-bottomsのフォークソング世代、とくに仲間とギター抱えて学園祭まわりされた思い出のある皆さんには懐かしく聴いて頂けそうです。
Will the Circle Be Unbroken: Farther Along [DVD] [Import]
私の父(昭和16年生まれ)はブルーグラスの大ファン。
レコードで育った世代です。
その影響で私も、ブルーグラスのファン。
これはと思い、父の日のプレゼントしました。
こうしてDVDで画像付で大好きな音楽を、
食い入るように見ています。
なんか良いプレゼントをしたなぁ。
Will the Circle Be Unbroken
LP盤もありCDも購入した。
このCD盤にはランディーのソロの青春の影と光以降にNGDBだけのド下手なフォギーマウンテンとウォーミングアップを兼ねたGrand ole opry songなどが入っているが、なんどもテイクを重ねるジミー・マーチンのGrand oleは全曲が一発勝負だと思っていたLP時代には意外なプレゼントだった。
惜しむらくはビル・モンローとレスター・フラットが参加していなかったこと。
収録直前にレスターが亡くなられたという話を聞いたが、Earl's Breakdownで見事なリズムキープと凄まじいギターソロを引くランディー・スクラッグスでもレスターのツボを抑えたGランには敵うまい。
オレには役不足と蹴ったビルの代わりとなるマンドリンパートはNGDBのメンバーの一人が担っているが他のメンバーに比べやはり技術的に見劣りする。
二人の巨匠の不参加はこのアルバムに話題性をもたらしたが、同時に不完全な大作になってしまった。歴史に残る名盤。
Best of Nitty Gritty Dirt Band [DVD] [Import]
ニッティーグリッティーダートバンドのライヴがDVDで見れるとは思ってもいませんでした。リージョンフリーですので日本の再生装置でも問題なく再生できます。
曲目は、1High Horse、2Dance Little Jean、3Home Again In My Heart、4Long Hard Road、5Cadillac Ranch、6Mr. Bojangles、の6曲で時間も30分弱ですが、80年代のヒット曲が聴け大満足です!
Will The Circle Be UnbrokenのDVDとともに、ニッティーグリッティーダートバンドの、そして、カントリーロックのすばらしさを再認識させてくれる貴重な1枚だと思います。
Twenty Years of Dirt: The Best of
ニッティーグリッティーダートバンドはいつもレベルの高い演奏と美しいメロディーを聞かせてくれ、どのアルバムも本当にすばらしいできばえです。このベストアルバムは、そんな彼らの85年までの代表作を集めたものであり、当然ながらすべての曲が傑作中の傑作と言って良いでしょう。このアルバムからは漏れている名曲が他にもたくさんありますので、このアルバムをきっかけに、是非ともこのバンドを再評価してもらいたいと思います。残念ながら80年代の名盤が、本国アメリカでもほとんど廃盤になっており、日本でのCD化を是非とも実現してもらいたいと思います。