さば [DVD]
さばに間違えてソースをかけてしまったおばあさんに、醤油のかかった自分のさばを差し出した荒川良々演じる主人公の若者がおばあさんからの恩返しとして7日間だけ美女と過ごす。
最初このあらすじを見たときは、「冗談みたいな話だな、、」と思ったしもちろんフィクションなのですが、主人公の空回りっぷり(良いことをしたいがその良いことが押し付けがましいさま)が妙にリアルで笑えます。
ラストの成長した主人公の姿が小さな感動を誘います。
男子はだまってなさいよ!7 天才バカボン [DVD]
観る前、すっごく心配してました…。
でも、観てみたら結構面白かった!
まず、スチャダラパーの歌がイイ。
バカボンのキャラクターたちをスクリーンに写しながら
ラップで歌う「元祖天才バカボンの春」なんか最高です。
かっこよすぎです。
演じる役者さんたちは…
荒川良々さんが、バカボンなのは、誰が見ても一目瞭然。
あまりにそのまんまで、ぴったり過ぎて、
逆に面白みが薄いくらい。
そして、ママは、初舞台の釈由美子さん。
すべてをやさしくあったかく包んでくれる反面、
パパとバカボンを一括する時は厳しくて怖い、
彼女の天然なキャラクターがあってます。
もちろんバカなこともやってのけて、
アドリブっぽいこともこなしておりました。
そして問題のパパは、実際に生前に赤塚先生に取材もした
大人計画の松尾スズキさん。
先日のNHK教育でも、赤塚先生の紹介番組のナビゲータ
でしたが、さすが、ナンセンスな演技も自然にこなす。
このほか、大堀こういちさんのホンカンさんや、
一筋縄ではいかない個性派俳優さんたちが、
レレレのおじさん、ウナギイヌなど、有名キャラを
(一部無理やり)演じてました。
ハジメちゃんは、まだ、ママのおなかの中でしたが…。
ネタは、社会派?コメディやら、不条理コメディ?やら、
パロディもあって、おかしさ、ばかばかしさは多彩。
ただし、とっても気になったのは「下ネタ」に
偏りすぎだったこと。
何も「こぎれいに」とは言いませんが、原作の雰囲気
では、そこまで「下ネタ」ばっかりではなかった
と思いますが。
総じて、とっても難しい題材を、なかなかうまく形にした、
っていう感じです。