涼宮ハルヒの記憶
ただハルヒのアニメを見ていた。
それだけの理由だけで、なんとな〜く手に取ったCDです。
で、実際聞いてみるとホントいい曲ばかりでびっくりです。
3人の歌い手の声が心地よく、メロディー、コーラス、すべてがいい感じです。
曲自体も、とても気に入りました。
購入して1か月ほどたちますが、ウォークマンに入れてずっと聴いています。
「涼宮ハルヒの追想」 長門有希の落し物BOX
正直ここまでの出来とは思いませんでした。
何より、ストーリーが秀逸です。
誰もが気になっていたであろう、もしも北高祭で1年5組に朝倉がいたらどうなっていたのだろうというのが実現しています。また、文芸部員の長門の詩とそれに隠された心情というのも「消失」とつながっている部分もあり、とても感慨深いものがあります。
ゲームシステムの方も良く考えられており、いわゆるバッドエンドについても、それを迎えるからこそ次のループでその経験を生かせたり、世界全体に影響が出て世界設定が変わったりします。
まだクリアはしていませんが、長くこの世界で遊びたいと思えるゲームです。
TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」ED主題歌 ハレ晴レユカイ
ED映像ありきで良い、という意見に賛同していたのですが、DVDで冷静にマジマジ観てみたら、あのフリもちょっとな…っと感じました。つまり曲が良いってことだと気付きました。 この曲は移動時に聴くのが良いです。逆に、寝る前など落ち着いた時に聴くと、ノリ的にちょっと不快感があります。やかましい!っと心の中で叫ぶと思います。間違った時に聴くと一気に冷める恐れがあります。使用、音量は注意して聴きましょう。
涼宮ハルヒの詰合 ‾TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」劇中歌集シングル‾
角川スニーカー文庫刊・谷川 流原作/いとうのいぢ原作イラスト
『涼宮ハルヒの憂鬱』TVアニメ版の劇中歌3曲収録したマキシシングルCDです。
作品自体を知らないと面白さが半減してしまいますので要注意です。
「涼宮ハルヒ」と「朝比奈みくる」というキャラクター設定を踏まえながら
狙い澄ました抜群の完成度の高さを誇ります。
『01.God Knows... voc.涼宮ハルヒ(cv.平野綾)』
DVD6巻収録の第12話「ライブアライブ」で助っ人として北高祭ライブに
バニーガール姿で挑んだ涼宮ハルヒが歌い上げた1曲です。
心離れてもあなたと未来へ並走しようと彼女の真っ直ぐな気持ち、その覚悟を
平野綾が叫ぶ情熱的なボーカル、ギターは轟きベースが唸る
ロックンロール全開の力強さで描き、聴く者を圧倒します。
劇中で映像と音楽が完全一体化した極限ライブシーンならではの見事な仕上がりです。
『02.Lost my music voc.涼宮ハルヒ(cv.平野綾)』
God Knows・・・に続いてライブの2曲目として(※急遽の助っ人だったためこれがラストソング)
ハルヒが歌った一曲です。離れていなくなってしまったあなたへ届けとばかりに
精一杯の想いを叫び、アップテンポのリズムとドラム、掻き鳴らすギターの激しい曲調で表現しています。
力強さは前曲よりも若干抑え気味ながら、ほんの少しの切なさも感じられるのが好感触。
ただ後半、ボーカルがやや疲れて力負けしてしまっているのが残念です。
『03 恋のミクル伝説 voc.朝比奈みくる(cv.後藤邑子)』
DVD0巻収録の第11話「朝比奈ミクルの冒険Episode:00」の主題歌です。
未来から来た戦うウェイトレスのテーマソングという設定なので
この曲だけは完全にベタなキャラソンと捉えるべきでしょう。
しかし、「・・・み、ミ、ミラクルミクルンルン!」と出だしから絶妙に遅れ、
嫌々、一杯一杯で歌わされている見事なヘタれっぷりがあまりに不憫で、
なんだか聞いているのが申し訳なくなってきます(苦笑)。
朝比奈みくるというキャラになりきった後藤邑子の演技力ならではの迷曲(?)です。
涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)
娯楽作品として素直に読み通せました。
楽しかったです。
批判している方には、キャラに感情移入できない…とか、作者の国語力が…とか、賞を受賞した作品のわりには…とか、いろいろと主張があるようですね。
生理的に受け付けない人はやむを得ないにしても、正当な文学作品として評価するというのはどうなんでしょう?
まるで、「インスタントラーメンの中では『ラ王』がうまい」と伝え聞いた美食家かぶれの人が、「こんなもの、スープはコクがないし、メンにはコシがない。器も…」と、本物のラーメンと同じ視線で酷評しているようです。
私もいい年ですので、気持ちが全くわからないわけではないですが、批評をするのであれば、ある程度自分から歩み寄る姿勢を持つべきではないか? と、思います。
作品自体は多くの方が好評価しているように、ライトノベルとしての設定、テンポ、構成、完成度、続編以降に続く世界観の広がりなど、実によくできています。
(ライトノベルの)SFやファンタジーの場合、文字量の関係で怒涛のごとく流し込まれる世界観を消化するだけで労力を消費してしまい、完読前に力尽きてしまうことがありますが、「ハルヒ」は日常の舞台がごく普通の学園生活であり、主人公キョンの「疑いを持った視点」で物語が進んでいるのがミソです。
この視線は、リアルタイムの学生より、すでに何事も起こらなかった学生時代を経験済みの読者の方が実はシンクロしやすいのではないでしょうか?
そういう世代には、ハルヒの「エキセントリックな行動」や現実にはありえない展開がより光って見え、物語に吸い込まれていくはずです。
実際、キャラ「萌え」や、メディアミックスによる販促戦略だけでは、ブームにまでは発展しません。あらゆる視点から考えても、やはり、芯となる原作のポテンシャルが高かったことがヒットの要因であるはず。そのあたりを意識して、ぜひ、読んでもらいたいです。