カッコーの巣の上で [DVD]
当時のアメリカの精神病院すべてがそうとは言いませんが、治療とは名ばかりの拘束・抑圧・徹底した支配でなされているようです。汚い言葉ですが、ヘドが出るとはまさにこのことですね。ただその中でジャック・ニコルソン演じるマクマーフィは院内で行われる患者と婦長とのやり取りに「信じられない、異常だな」という顔を幾度となくしてますが、それでもひとりひとりの患者達に仲間として対等に接している姿に胸がキュっとなりました。やがてみんなが心を開いていき笑顔になる瞬間ができるんですが、結末は悲しくも希望に満ちた幕引きです。
もうひとつの見所としては、多くの俳優がこの映画でデビューをかざっています。クリストファー・ロイド(バック・トウ・ザ・フューチャーのドク役)ダニー・デビート(バットマン・リターンズのペンギン役など)ま〜若いこと。必見です。カッコーの巣の上で [DVD]
カッコーの巣の上で
青さんって、最初に何かやろうって時に作った曲って神がかっていたりする。
カリガリ7期ファーストアルバムのブルーフィルムだったり、lab.のファーストシングルDUB NOTEだったり、今聴いてもそのバンドの代表曲だったりする。
カッコーのカッコーの巣の上でもめちゃくちゃ神がかっている。
クロニックダンスとか作った人間が、すぐ次にこんなの作れるんだから、今までカリガリでは青さんがどれだけ抑えていたかもわかる。
結成してから直ぐにでもリリースしたい!と焦っていただけあって、とんでもないスルメ曲が完成したなぁと思いました。
残りの2曲もお洒落、兎に角名盤。
名盤ゆえ今後、動きが止まりそうなのは怖いところ。
カッコーの巣の上で
「マックマーフィー、お前をそんな姿で置いては行かないぞ」衝撃的なラストシーンが負けることのわかっている戦いを挑まなければならなかった、60年代の世相を映している。そして今もまだその戦いは続いている。
カッコーの巣の上で【字幕ワイド版】 [VHS]
ランドルとラチェッド婦長の対立、そしてあの結末(ここでは言わないでおきます 笑)。ハラハラするようなストーリー展開で最後まで目が離せません。
また、人は何のために生きるんだろう、人はこんな状態になってまで生きる価値があるんだろうか、と考えさせられました。このような精神病院があったら、ぞっとします。人権について、再認識した感じです。
誰もが一度は見るべき映画だと思います。ランドル役のジャック・ニコルソン、ラチェッド婦長役のルイーズ・フレッチャー、そしてランドルの親友チーフ役のウィル・サンプソンが、それぞれ役に見事にマッチしていると思います。