泥棒は野球カードを集める (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ずっとニヤニヤ、クスクス笑いながら全編を読みとおせる本というのはそれほど多くないが、ブロックの「泥棒バーニー」シリーズはまさにそういうミステリだ。ブロックには「マット・スカダー」という元アル中の私立探偵のシリーズもあって世評も高いが、わたしの好みは断然「泥棒」のほうだ。何と言っても「マット・スカダー」シリーズと違って全体のトーンが明るいのがうれしい。
この本が十年以上も間があいて再登場した「泥棒バーニー」シリーズの第6作である。とにかく最初から快調に話が進行する。古本屋を(サイドビジネスとして)経営するバーニーが立ち退きを家主から請求されることから始まって、野球カードをめぐる登場人物たちの駆け引きが展開される。ひとつひとつの場面、セリフに細かな!気配りと計算がなされていて、気持よく話術に乗せられる。これは翻訳もうまいのだと思う。
まさしく大人の読み物である。
ゴインキョとチーズどろぼう―チュウチュウ通り1番地 (チュウチュウ通りのゆかいななかまたち)
AERA with Kidsで低学年向きに紹介されていたのがきっかけで、読み聞かせ目的に購入しました。
この本は文章もある程度の長さがありますし、翻訳本ですが漢字も使われています。ちびっ子用推理小説みたいに、ちょっぴりドキドキワクワクして最後はホッとする、そんな話の内容に、我が家の新2年生男の子はとても満足しているようでした。絵もカラーでかわいいです。
読み聞かせ的には年長〜小1ぐらいが一番適しているかもしれないかなって思いました。
大きさ、厚さともにミニの世界名作アニメ絵本みたいな持ち運びにも便利なサイズです。
Burglar
15年程前、借りてきたレコードで初めて聴いたとき‘ナンなんだこのおっさん!カッコよすぎ!’と1ラウンドK.O.されてしまい、私的スゲーギター弾きランキングにおいてジミヘン、クラプトン、S.レイボーン、ロイブキャナンを抜いてNO.1に躍り出た記念碑的無敵の作品、誤解を恐れずに言えばクラプトン、S.レイボーンはフレディーキングの影響無しでは存在しなかったんではないか?とまで言っていいんじゃないでしょうか、60年代初期オーソドックスなBLUESにハイテンションギターで一時代を築き、多くのギターリストに影響を与えた彼の進化した74年のアルバム、ファンキーなホーンセクションと強力なリズムセクションをねじ伏せる存在感抜群のハイテンションかつ感情的に爆発したギターの音!野太い声!長年探してたのにこの値段安すぎるぞ!なめとんかー!