小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない
ほかの方のレビューはわかりませんが、わたしは連載当時から非常に役に立つと思っていました。
小説講座の記事を雑誌「野生時代」から切り抜いてファイルして持ち歩いていたので、一冊の本ににまとまってすごくうれしいです。
★この本はいわゆる「文学的作品」ではなく「娯楽作品(エンタメ系)」を書く上でのハウツーが載っています。
わたしは以下の点がすごく参考になりました。
・ストーリー、キャラクターはともに共感、主人公に感情移入できるかが大事
・善人ばかりの小説は弱い
・読者が感情移入できるような出来事を主人公に起こして、読者がそれを共有できるように伝えていく
・物語のはじめとおわりで主人公に「変化」のない物語は、読者の心を動かさない
・一人称の書き方
・三人称一視点
・三人称多視点でも視点人物がいる、「神の視点」は登場人物と読者が感情を共有できない
・ミステリー小説でなくとも「謎」をつくり、それを解き明かすことで読ませていく
・描写に困ったときの虎の巻
・クライマックスは二度用意する
・面白い小説は主人公に対して残酷
・読んだ人をどう面白がらせるか、読ませどころは何か
・困難な状況を先に設定して主人公を追い詰め、それから解決策を考える
・ト書きでは感情移入できない
一番印象に残ったことは、
「これまで誰も書いたことのない話をひねり出してください」
というアドバイスでした。
本書には、これまでいろんなところでいわれてきた「基本的、基礎的な内容」も多く掲載されています。
そんなの知ってるよ、と思う方もあるかもしれませんが、それができてない人(自分も含めて)が多いのもまた事実かと思います。改めて、それらの基本が大事であることを確認できた一冊です。
23歳でデビューし、以後11年間まったく本が売れず「永久初版作家」と揶揄されながらも、その後大ヒットを飛ばした大沢在昌さんが言うと、いろいろなことがまた違って聞こえました。
「受講生の生徒さんがいる講義の採録」という形式もとてもよくて、自分も受講生の一人になったつもりで楽しく読めます。
受講生さんのよくぞ聞いてくれた! という質問と大沢在昌さんのその回答が、小説家志望の人に向けて、とくに初心者〜中級者に向けて率直に、素直な気持ちで語られていると感じました。
購入のご参考になれば。
新宿鮫の大沢先生の原作なので、ストーリーは面白い。
ただし、操作性がいまいち。
コントローラで、キャラを動かすのに苦労する。
一言で言うと、○○ハザードの日本女性刑事版。
○○ハザードの方が完成度は高い。しかし、
主人公が、女性で、ミニスカートということろが、
私の趣味にぴったりだったので、評価は4となりました。
最近、ああいう、ミニスカートって流行らないのかな?
MIDNIGHT + 1
ミュージック・マガジンのベストアルバムに入っていたので購入し、田中貴(サニーデイ・サービス)の解説を読んで新宿のコンピなんだと知った。本当に様々なジャンルの人が集まって音楽というおもちゃで遊んでいる感じが、新宿の街の混沌さとシンクロしてくる。大沢在昌/内藤陳/柄本明/高浪慶太郎/ギャランティーク和恵/堀込高樹/坪内和夫/西浦謙助/新宿金蝿/パーマネンツ/Pi-Ko/渚ようこ/ソワレ/石坂まさを/デリシャスウィートス/永山則夫...。ロック/ポップス/シャンソン/歌謡曲/ニューミュージック...。小説家/文筆業/コメディアン/歌手/ミュージシャン...。選者のセンスと参加ミュージシャンのコラボに良心を感じる秀作。
映画パンフレット 「天使の牙」原作:大沢在昌 監督:西村了 出演:大沢たかお、佐田真由美
2ページ程、ちょっとべたっと紙同士がくっついてるページがありました。。。丁寧にはがしたけど少し色移り&はげちゃった。。。
佐田真由美さんの美しさをパンフで保管&楽しみたく購入しましたが、いまいちな写真ばかりでした。
映画の余韻にひたったり思いだして楽しんだりするのにはあまり良くない構成でした。
もっと良いカットが沢山あったのに!!という思いにかられながら見ました。