日本現代文学全集〈第57〉菊池寛・久米正雄集 (1967年)
NHKテレビ Jブンガクの3回目で登場。
久米正雄さんのお話。
夏目漱石の弟子とのこと。
一高(東京大学)入学試験を前にした受験生の物語。
水道端の西光寺に下宿する久野健吉のものがたり。
久米正雄伝―微苦笑の人
久米正雄の存在は、誰でも高校の文学史で名前は知っている。芥川、菊池の陰に見え隠れているが、それほど気にならに人だ。しかし、この本は、そのような人を取り上げているのだ。したがい、なかなかとらえにくいところが多いと推測する。まさに、自分の才能にある分野での仕事せずに、それ以外の不得意の分野での努力したように思える。大衆作家として最初から割り切ればよいが、一番の転機が破線からだということがわかる。破線以後の久米は文学の中での道草をして、誰かがきずいてくれることを願いながら純文学をしたいと願い、それがでないで、死亡。何か変な人生だ。
全曲集
私が「暁に祈る」と「露営の歌」を歌っている伊藤久男さんの映像をテレビで初めて見たのは、今から20年前の高校1年の頃でした。その時とても力強い歌声にすごく感動したのを覚えています。その時から懐メロファンになりました。
この度、このCDを購入し聴きましたが、収録されている「別れ来て」は、今までコロムビアで発売されたベスト盤には、収録されていなかったので、初のCD化だと思います。すごく良かったです。伊藤久男の新たな一面を感じる事がでまました。この曲をぜひとも聴いてみて下さい。すごくよかったかです・・・
学生時代 (新潮文庫)
時代は古く、大正期の旧制高校のお話です。
旧制高校とは今で言うと大学の教養部にあたります。旧制1高などナンバースクールを卒業すれば東大、京大等の旧帝大にほぼ無条件に合格できました。
この本を読んで思ったことは、今の大学生に比べ当時の学生は随分大人びているということ。文学作品だからそう感じるのでしょうか。しかし、友情、恋愛、勉学、いじめ、金銭等に悩むのはいつの時代にも共通していることなんですね。
短編集ですが、そのなかで一番有名な作品は受験生の手記でしょうか。
一浪の兄とひとつ違いの弟が一緒に1高を受験するという話です。結末はあえて書きませんが、同じ境遇の受験生は読まないほうがいいでしょう。僕は高校3年生の時に1つ年下の弟がいるのにこの本を読み、プレッシャーを感じました。