ロング・グッドバイ【字幕ワイド版】 [VHS]
レイモンドチャンドラー原作、フィリップマ-ローシリーズの代表作の映画化。時代背景をこの映画が作られた1970年代に置き換えてあるので、今見ると服装などがとても新鮮に感じられる。いつものようにくたびれた私立探偵の風貌や一人暮らしの部屋の場面などが定番で安心できる。名作「ベルリン天使の歌」の中で主役の天使がこの映画の中のフィリップマ-ローの暮らし振りを話す場面が有る。
ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11)
恥ずかしながらこの本でチャンドラーを知った人間です。
この本を知らなかったのが「(本好きとして)恥ずかしい」と思える一作です。
まだよんだことのない人はこれが機会、読んでおきましょう。
読んだことがある人も、思い出すのを含めて悪くありません。あとがきの春樹解説読むと、春樹小説の理解がいっそう深まるかもしれません。
今私は清水さん訳の「高い窓」を読んでおります。全部読み終わるまでは当分マーロウ漬けの日々を送りそうです。
ロング・グッドバイ
十年ほど前に清水俊二訳で読み、感動し、それから原書を手に入れ、それを繰り返し読んできた。そして今回、村上春樹が訳したということで読んでみた。あとがきはとても楽しめた。とても気持ちが伝わる。しかし肝心の翻訳は、少々がっかりしてしまった。地の文はともかく、台詞に原文の切れ味が感じられない。そして台詞はこの作品の中で、極めて重要な役割を担っている。この村上訳に対する何人かのレビュワーの言う通り、台詞は清水俊二訳の方が優っていると思う。
村上春樹の作品に対する思い入れはとてもよくわかるが、残念ながら彼の文体は(Raymond Carverの文体とは対照的に)Raymond Chandlerの文体とはあまり合わないような気がする。
ロング・グッドバイ [DVD]
松田優作の代表作であるTV版「探偵物語」。主人公の工藤ちゃんは当初の企画では
ハンフリー・ボガードのような正統的なハードボイルドの設定だったとか。それに違
和感を感じ賛成できなかった松田優作が現場であのようなキャラに変更したらしい
が、そのときイメージしていた探偵像がこの「ロング・グッドバイ」のエリオット・
グールドだったらしい。
原作とはストーリーを変えて、また従来のマーロウもの(ボガードやロバート・ミ
チャムが主演していたような)とはまったく異質な出来に仕上がったこの作品だが、
むしろこっちのほうが実は原作の雰囲気をだしてるのでは?という気がする。清水
俊二さんも書いてるようにチャンドラーの猫好きを活かしてもいるし。
なかなか味わい深い映画です。
「魔法の天使クリィミーマミ」ロング・グッドバイ~音楽編
The soundtrack album contains all emotional instrumentals from the Long Good-bye OVA. Plus 2 theme songs performed by Takako Ohta. As a Creamy Mami/Takako Ohta fan, you should NOT miss this CD!