Love Song
破滅に向かう僕らの恋。 ありそうでない恋の形、プラトニックラブと呼べるような綺麗な恋愛を、このCDを聴いていて切ないほどに感じました。 一曲一曲が物語になっているのもいいですね。12曲とも設定はバラバラなのにどこか繋がっている。13曲目の「love song」はそのすべての物語を締めくくるように、ゆっくりゆっくり終わっていきます。 riyaさんの声はかわいらしくて、透明感があって好きです。 イラストも独特な世界観があらわれていて、水彩画のような、ぼかしが儚く素敵です。 初めて聴いてから数ヶ月経ちますがわたしはこのアルバムほど感動するCDはないと思います。 ひとつひとつが宝物のようなきらきらしていて切ない。全部好きです。
灰羽連盟 Blu-ray BOX 〈期間限定生産〉
タイトルではそう書きましたが、
好きになれるかどうかは人それぞれ、
かなり人を選ぶ作品であることは確かです。
主人公は突然異世界のような場所にあるオールドホームで「生まれ」、
多くの疑問を持ちながらもそこで暮らす灰羽たちに暖かくむかえられます。
今までとは違う別の世界を目の当たりにし、
抱いた疑問を解き明かそうとする主人公ですが、
やがてたどり着く核心についてはかなり示唆的な描かれ方に抑えられています。
口で説明するのは野暮、と言っているようでもありました。
この世界はどこなのか、
自分たちは何者なのか、
そしてこれからどこへ向かうのか。
さまざまなことが、口頭ではそれほど説明されず、
あくまで描写・演出に留めておくって感じでしょうか。
あえて登場人物に焦点を絞り込んで
その葛藤を描き切ったことにこの作品の魅力があり、
視聴者もそこに集中することで初めて、
この作品を覆うベールが剥がされていく仕組みになっていると思います。
分かる人にしか分からない、というやや排他的な側面を持ったアニメかもしれません。
しかし長いあいだ心に残り続け、生きていく力を与えてくれる宝物になり得る、
そんな可能性を秘めた作品だと思います。
An omnipresence in wired 『lain』 画集
最初lainのアニメを見てその不思議な魅力にはまり、
この画集の存在を知ってすぐにほしくなり、どうにかこうにか手に入れました。
安倍さんの画はわたしにとってかけがえのないものになりました。サイコーだい!
垓層宮
5040円と少し高いが、装丁、内容を見れば納得できる値段。阿倍吉俊の絵に傾倒しているのなら安いと感じるはず。
約13年の間に描いた絵を詰め込んだそうだ。
10枚ほど書き下ろしを加えて、ちょっとしたストーリー仕立てに読ませるようになっている。でも、相変わらず何を表現したいのか今ひとつよく分らない。「回螺」にあるような阿倍流の難解な感触を覚える。
帯が函に巻き付いています。破らないよう気をつけてください。
灰羽連盟 COG.2 [VHS]
絵が目について見たアニメです。なにげなくだったので内容なんて全くわからなかったけど手にしてしまいましたが、内容は静かでかわいらしいものでした。最後まで見ていませんがどんどん真実に近づくようなそうでないような・・・なんだかボヤーッとみてしまう作品でした。こういう雰囲気は大好きなのではやく先が見たいと思っています