さらば愛しき女よ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-2))
文庫の清水版とハードカバーの本書がほぼ同じページ数。『ロング・グッドバイ』の時も驚いたけど、『さよなら、愛しい人』でも、前は省略されていたのを読んで感動していたんだ…という気持ちになりましたけど、今回はどちらかというと「清水さんが省略したくなるのもわかるわな」と思いました。
というのも、マーロウが行動を起こすたびに、細かな人物、風景描写が必ず付くんです。それによって物語の流れがプッツン、プッツン途切れてしまう。
どっちの読書体験の方が、より物語に入り込めるかといわれれば、清水訳の『さらば愛しき女よ』でしょうかね(タイトルもさすが映画屋さんだけあって清水さんの方がいいし…というか日本の翻訳小説全体の中でも『さらば愛しき女よ』は素晴らしいタイトルに入るでしょ)。
村上さんも役者あとがきで《「ここまでややこしく書かなくてもいいだろうに」とついつい愚痴も言いたくなる》と書いていますが、とにかく村上訳で初めて全貌が見えたチャンドラーの作品の細かな描写には驚かされます。
Meteoroid 〈初回限定盤〉
本人のインタビューでも言われていますが、作詞者が統一されていた前2作と異なり、
今作は様々な雰囲気の曲が収録されていて、バリエーション豊かな物となっています。
ハードロック調の1曲目から始まり、兎に角明るい2曲目、神秘的な3曲目、電子音調の4曲目……と、色々な曲を楽しめます
人によっては、アルバムとしてのまとまりが薄い様に感じるかもしれませんが、
今までとは異なる趣旨のアルバムとして、満足のいく出来となっております。
本編ディスクの他に、初回版にはキャラソンベストCDが付属しております
それらの曲自身も非常に良く、当時にアニメを見ていた人のみならず、新規でファンになった方にもお勧めです
キャラソンということで、それぞれのキャラクターによって曲調も雰囲気も様々です
大人しめの曲から、元気一杯な曲まで、各数分の中にキャラクターと愛ちゃんの魅力が詰まっております
他に、DVDも付属ですが、こちらはメテオロイドのPV1つのみ収録なので、やや物足りなさも感じます
今回のアルバムはキャラソンCDも付いておりますので、仕方がない事かもしれませんが
ミニアルバムと謳いながらも、8+6曲(+PV)と一般的なアルバム以上のボリュームを誇ります
今までのファンの期待を裏切らないのは勿論の事、新規ファンや愛ちゃんをよく知らない方にも優しい作りです
最新の愛ちゃんから、昔の愛ちゃんまでを味わえる、デビュー10周年記念に相応しいと言っても差し支えないアルバムでしょう
本人の歌声も可愛らしく、お勧めの1枚です
Gift - prism - (通常版)
去年ついに『Gift』がPSP化すると聞き、絶対買おうと思い購入しました!
注文して発売日には届いたので良かったです。
GiftはiPod版やケータイ版でしかプレイした事がなく、prismの追加キャラクターも出来るとの事なので楽しみですね。
まだ途中までしかプレイしていないのですが感想を書きます。
・新規OP/ED/挿入歌に変更!
まだOPしか聞いていないので詳しい事は言えないのですが、期待大ですね!
・新規イラストも追加!
所々にイラストが追加されています!
イラストの感じも変わってなかなか可愛いですよ。ですが個人的な意見としては、どうせなら全部新規イラストに統一して欲しかったですかね…
普通の会話文の所は今まで通りと同じイラストです。
・ムービーが沢山ある!?
ムービーのコーナーが有るのですが、何やら沢山選択ある気配…
まだOPのムービーしか解禁されていないのですが、とても楽しみです…!
・虹色ストーリーズ
アフターストーリーも入れて欲しかったなあと思ってます…
とまあ少し物足りなさがあったので★4にしてしまったのですが、他は問題なしです!
感想はこの位ですが、内容自体はとても良いし個人的に凄くお気に入りの作品なので知らない人もぜひやって頂きたいです!
100万ポンドの愛 (白泉社文庫 (し-2-15))
人と人ではないものとの綺麗だけど、切ない関係。
人の傲慢さや切なさや寂しさ、人とは…ということを色々と考えさせてくれます。
清水先生は、人の内面の綺麗さや汚さを、とても綺麗な絵で描けていると思う。
初期の作品ですが、完成度はなかなか高い作品です。