天国に行けないパパ [VHS]
とにかく脚本がすばらしい。
二重構造の楽しみの典型的な形であると思う。
観客と登場人物の二重構造は今のドラマや映画でも目指している
ところ。
パッケージはどこか怖い雰囲気が漂うけれど、
内容は温かく見やすいコメディーになっている。
VHSなので映像が荒いのが気になるが、映画としては本当に素晴らしい。
パパのいうことを聞きなさい! vol.1(Blu-ray)
別に批判レビュワーを敵にしたいわけではないので、時間のある人は読んで欲しい。
批判してるレビュワーの多くが
「金銭的な面で現実的でない」
「両親が亡くなっているのに、その悲壮感が薄い」
の2点を挙げている。
まず、前者の件。
アニメ内の季節を見て欲しい。
「夏休み」という事なので、アニメの8話までが「夏休み」部分なのである。
つまり、8話分が1ヶ月〜1ヶ月半の出来事だ。
そして9話から新学期が始まり、12話で話し合いの末、実家に戻っている。
特に新学期が始まった9話以降は、かなり無理が祟っている描写が多くなるのも、このため。
服装も、私服が夏服から変化してない所を見ると、まだ残暑が続いている季節だと推察できる。
つまり、全体で見ても2ヶ月程度の期間なのです。
1クールが3ヶ月、その間に1年とか半年とか経過するアニメが多いので勘違いしがちな部分。
しかも、その夏休みはフルでバイトに費やし、かなり頑張っている様子も描かれているので
物語であれば許される程度の誤差範囲だろう。
そして後者の件。
日々の生活に追われ、慌しく忙しい状態で
ずっと引き篭もり泣き続ける事が出来るだろうか。
毎日の生活でずっと泣き晴らして何もする気が起きない
というのが許されるのは、金銭的にも時間的にも余裕のある人だけ。
他のアニメやドラマ等でそういう演出が多いのは、それだけ本人達に余裕があるからだ。
それよりも「生きていく」事に必死だし、そう描かれている。
たまに思い出して、思い出さされて悲しくなる、そういう点もちゃんと描かれている。
最後に
この姉妹が、肉親を亡くして強くあれるのは、何より「主人公が姉と似ているから」だろう。
「お母さんと同じ匂い」から、長女の抱きつき癖に繋がり、
主人公に姉と同じ癖があり、更に同じ子守歌を知っている。
つまり、姉妹達からすれば「お母さんに一番近い存在」であるのが主人公になる。
メインで描かれていない部分ではあるが、こういうトコに気付いたらしっくりくる。
と色々考えてみたが、製作者本人がそこまで考えていたかはわからない。
ただ、要所要所に散りばめられたモノがあり
それを読み解いていくと繋がる部分もあり
解れば面白く感じるという話。
パパラブ ~パパとイチャエロしたい娘達と一つ屋根の下で~
正直、体験版やった時とは比較できないほど、かなり娘達がエロいです。
ストーリーはあったもんじゃないけど、抜きゲーとして素晴らしい作品だと思います。