若き獅子たち〈上〉 (ちくま文庫)
激動の時代に戦争に巻き込まれ翻弄される三人の青年たちの話。
ひとりはユダヤ系だというだけでうとまわれ、ひとりは役に立っているのか判らない戦闘に巻き込まれ、ひとりはのちに敗戦加害国になる国のために戦わされ・・・とこの小説では三人の体験する様々な事象から戦争の不毛さ、時間の無駄、若さの無駄使いが表象され、何時の時代、場所、理由を問わず、戦争とは多くの無駄から成り立っている、こんなことに時間と大金をつぎ込むくらいなら、もっと有益なことに使えという著者からのメッセージが読みこめると思いましたがどうでしょうか。著者のショーに従軍経験があるかは知りませんが、戦闘シーンなどに緊迫感もありただ読むだけでも十分楽しめる小説でもありました。が、この話が書かれてから四半世紀以上が立ちますが、未だにどこかで武力衝突があることを思えば、今でもこの小説が持つ普遍性が証明されたことになるので、それがとりもなおさず今を生きる我々が体験する不幸と同期していることでもあり残念なことであると感じました。早く全ての戦争小説が単なる小説として楽しめる時代がくればいいですね。
若き獅子たち [DVD]
いやーかっこいいな。ブランドのナチス。最高だぜ。後に「モリツリ」でドイツ軍のスパイを演じたがこれもよかった。なんだよ飯田通子(立教大卒。早稲田、立教の講師)の「ナチスと映画」は「若き獅子たち」も見てないんでは?俺が立教で代わりに教えてやるよ。先生50歳か?美人なら許してもいいが。原作はなんどもレビューした「ニューヨーカー誌」系のアーウィン・ショーの戦争体験を描いた異色作。ナチスもユダヤ米兵(モンゴメリー・クリフト好演)も公平に描いたほぼ唯一の映画。監督は赤狩りで刑務所に服役したが出獄後に「転向」して以後冴えないエドワード・ドミトリクの傑作。この映画がアメリカ、日本で無視されてるのはその「公平」さにある。平然とナチス将校役を引き受け(成りてがなかった)その「天才」をみせつけたブランドに頭が下がる。こういう映画をみないとだめ。ブランドは「ゴットファーザー」のマフィアのドンではないのだぜ。アリべデルチ。ダンケ。
若き獅子たち [DVD]
いやーかっこいいな。ブランドのナチス。最高だぜ。後に「モリツリ」でドイツ軍のスパイを演じたがこれもよかった。なんだよ飯田通子(立教大卒。早稲田、立教の講師)の「ナチスと映画」は「若き獅子たち」も見てないんでは?俺が立教で代わりに教えてやるよ。先生50歳か?美人なら許してもいいが。原作はなんどもレビューした「ニューヨーカー誌」系のアーウィン・ショーの戦争体験を描いた異色作。ナチスもユダヤ米兵(モンゴメリー・クリフト好演)も公平に描いたほぼ唯一の映画。監督は赤狩りで刑務所に服役したが出獄後に「転向」して以後冴えないエドワード・ドミトリクの傑作。この映画がアメリカ、日本で無視されてるのはその「公平」さにある。平然とナチス将校役を引き受け(成りてがなかった)その「天才」をみせつけたブランドに頭が下がる。こういう映画をみないとだめ。ブランドは「ゴットファーザー」のマフィアのドンではないのだぜ。アリべデルチ。ダンケ。
History of Hideki 1
新御三家の中では野口五郎さんが一番好きな私ですが、このCDを聴いて西城秀樹さんのすごさが改めてわかりました。「好きだ、好きだ、好きなんだよー」「さあ来い、抱いてやる、抱いてやるー」などといった、一般人にはとても恥ずかしくて言えないようなせりふを全力で堂々と絶叫でき、しかもそれがバッチリ決まってしまうシンガーは、後にも先にも秀樹さんだけだと思います。ちょっとハスキーでセクシーなボイスで、アップテンポの曲から別れをテーマにした大人のバラードまで何でも歌いこなしてしまう歌唱力も素晴らしいですし。このCD聴いてると時が帰ってきます。すっかり気に入って、愛聴してます。でも、改めて考えると、新御三家ってすごかったですね。3人3様の個性があって、みんな華やかで歌もうまいし。三人ともこれからも元気に歌い続けて欲しいですね。