司馬遼太郎原作 燃えよ剣 CD-ROM
本編は全文は朗読していないため「大好きなあの文章がカットされてる!」ということは起きますが、かなりの長編で出来は最高。シーンに合わせて変わるBGMや映像もとてもセンスがいい。
そして特筆すべきはデータベースの充実度が半端じゃないこと。幕末年表、歳三の辿った足跡等を貴重な古写真や資料満載でヴィジュアル的に表現しています。なにより土方・沖田の手紙が写真・読み下し文・解説をあわせて多数掲載されているのには感動しました。
『竜馬がゆく』『世に棲む日日』のCD-ROMも同じくすごくおすすめです。
わが町‾「殺意の楔」より‾87分署シリーズ (1) [VHS]
この作品を最初観たとき。
殺人事件があって、謎解きもとても面白かったのだけど。
それ以上に、下町の風景は情緒あって良いし。
主人公を含め、登場してくる人達の、個性が細かく映されていたのが、面白かったです。
とくに、主人公が妻を想うところが、たくさん描かれていて。
そこも、大好きな理由です。
事件が起こると、必ず嫌な感じが残ったり、悲しかったりするのだけど。
主人公の優しさに救われる、そんなドラマだと思います。
観る価値、十分だと思います。
明日の記憶 [DVD]
本を読んだときも感動しました。でも、映画も本を読んだときと同じ
くらい感動しました。
バリバリの仕事人間だった佐伯を襲った突然の病、「若年性アルツ
ハイマー」。病気の宣告を受けたときの驚きと戸惑いと絶望と、悲しみ
と・・・。渡辺謙さんの演技は本当に迫真に満ちていました。
及川光博さん演じる医師との会話、そして会社で一緒に仕事をした
人たちとの別れの場面には涙しました。でも一番涙が出たのは、本も
映画もラストでした。いつかはこういう日が来るのだと分かっていて
も、佐伯の妻(樋口可南子さん)の気持ちを思うといたたまれなく
ります。
原因も治療法も分からないこの病気。決して人ごととは思えません。
いつもの日常生活がかけがえのないとても大切なものに思えました。
いつの日か、この病気の治療法が見つかることを祈らずにはいられま
せん。
北方謙三 三国志
私はゲーマーではないのですが、当時渡辺謙さん始めとする演劇集団
円所属俳優総出演でTBSラジオにて放送された全253話の「北方謙三
三国志」がPS2に収録されるというので購入しました。
画像が「鬼武者」などのように演じる俳優たちのモーションキャプ
チャーだったらなおよしだったのですが(音声源がラジオドラマだから
無理ですけど。っていうか謙さんナレーションだから配役ない
けど・・・笑)寺田克也氏のイラストなので文句は言いますまい。
用語検索機能や三国志に関する人物紹介、地図など資料もあり、
好きな話を録音機能でMDやテープにもおとせるようです。
三国志ファンはもとより、渡辺謙さん始め円所属俳優ファンも入手
しておきたい一品。(注:2002年謙さんは事務所を円から移籍。)
インセプション [DVD]
見た後、頭がくらくらするほどの情報過多な内容だが、すごーくおもしろかった!心理学にSFとアクションをくっつけたような映画といえばいいでしょうか。しかし内容は複雑です。何回か繰り返したほうがいいかも。フロイトやユングに興味のあるひとにはなるほどなるほど、と思えるかも。