サバンナ スピリット~ライオンたちの物語~ [DVD]
この映画の見所は、緑川萌役の満島ひかりさんの演技に尽きます。
園子温監督の「愛のむきだし」の狂気じみた演技に圧倒されて以来注目していましたが、この映画でもいい味を出してます。
麻見史緒(ステファニーさん)に誘われ一緒に行ったオペラ劇場で、貧しい母子家庭育ちの萌が、人気オペラ歌手の娘として何不自由なく育った史緒に嫉妬して、衆人環視の中で悪態をつく憎々しげな表情。
オペラコンクールのステージに立つ直前の史緒に、「あなたのお母さんは、あなたをかばおうとして死んだのよ」とすれ違いざまに告げて史緒にショックを与え、まんまと失敗に追い込んだときの小ずるそうな目つき。
レコード会社副社長の神野隆(及川光博さん)に恋焦がれる可愛らしい笑顔。
自分の母親を模造刀で殺そうと襲い掛かる狂気。
このように緑川萌を演じる満島ひかりさんのくるくる変わる表情に魅了されっぱなしでした。
それに加えて、Folder、Folder5時代にヒット曲を出しているだけあって、歌の実力とその自信はたいしたものです。
今の日本映画界で、これだけ個性があって演技が上手で歌もうまい若手女優さんはそうはいません。「川の底からこんにちは」に主演したことが縁で、監督の石井裕也氏と結婚したそうですが、若くして所帯じみたりせず、これからも日本映画の金字塔になるような作品に出演し続けてください。
らいおんハート
「オレンジ」も、心に響く素晴らしい歌詞の曲です。
カップリングではありますが、有線などでも流れていました。
「らいおんハート」は大事な人に歌って欲しい曲、
「オレンジ」は大事な人に聴いて欲しい曲って感じかな?
世界に一つだけの花
既に何人かの方が書かれているが
この曲は純然たる「新曲」ではない。
アメリカなど洋楽では一般的な「シングルカット」曲である。
楽曲提供・アレンジを担当したのは槇原教之。
ここ最近ネガティブな話題が多かったが、久々にいい方向での
話題提供となった。
現在放送されているドラマの主題歌としてオンエア中である。
日本ではシングルカットされるのは極めて珍しい。
なぜなら「アルバムに既に入っている曲」であり、多くの人は
「アルバムを買えばいい」と思いがちになるからだ。
単にドラマの主題歌だからと言うことではないだろう。
この曲の中に「ナンバーワンにならなくていい」と言うフレーズがある。
正に現在の競争社会の中に生きる私たちに対するメッセージが
こめられている。そしてそれは作曲者である槇原教之の私たちに
対するメッセージであると言うことも気づくだろう。
常にSMAPも槇原もトップにいる事を要求されてきた。
そして、それを維持する事を半ば義務付けられている。
しかし本当に彼らが望んでいる事は1位になる事ではなく
「本当にいいもの、納得できるもの」を作る事ではないだろうか。
我々が学歴社会、社会人なら周りの会社との競争で
他の人より上に上にと言うことを要求されて日々の暮らしで失ってしまったもの。
そして、本当に大切なものは「勝つ事」ではなく「自分が納得できる生き方」をする事。
それをさりげなく教えてくれる。
「一つの楽曲」と言うだけでなく、今の私たちに対して「今の生き方、貴方は好きですか?」と
問いかけてくる気さえする名曲。
必聴の一曲である。
ライオンハート
時空を超えて、邂逅を繰り返すエリザベスとエドワードのお話。
ただひたすらに出会うことを待ちわびる男女は、次はどこで逢瀬の瞬間を迎えるのだろうか?
くるくると相手が変わるダンスのように、出会った瞬間に離れることが決まっている運命。
誰しもが一度は感じたことがあるであろう、あの懐かしい感情を揺り起こしてくれる、とても美しい物語。
二人の出会った瞬間の描写がとても美しく、その情景が目に浮かぶようで、とても感動的でした。
プリンスライオンハート バックトゥースリープサック
内側が滑る素材なので、子どもがちょっと動き出すと何かと危なかしい感じがします。
子どもにもよりますが、我が子はこの手のものは生まれて一歳までしか使えず、一年ものでした。
かつ季節ものの商品なので、正味何か月?という気も。
なるべく買わない方向でもよかったのかな、と思います。
ただ、一人目の子だと色々心配して、思わず何かと買ってしまうのですが。