本願寺顕如―信長が宿敵 (人物文庫)
"最近隠れた戦国武将等を読むのが趣味になっている中で本作品を読んだ。宗教を中心にした作品はとっつきにくい印象はあったが内容は素晴らしいものであった。信長が戦に弱いのは浄土真宗の家臣や、徒歩(農民)がいたから真剣に戦わないとの見解が興味を引いた。
秀吉の親指2本説には驚いた。他にもこんな説はあるのだろうか。
本作品で印象に残ったのは次の二つ。
(1)強者とは、ただ存在するだけで勝利する者をいい、弱者とは、安穏とすると敗北する者をいう。強者は負ける場所をなくすように配慮し、弱者は勝てる場所を探す。
(2)親の望むように子供は育たないが、親のようには子供は育つ。
(1)はまさに信長と義昭であり、(2)は顕如と教如であるが現在の親子でも言えることである。
歴史小説327作品目の感想。2011/09/12"
金ヶ崎の四人 信長、秀吉、光秀、家康
えっ そうだったの? それはないでしょ うーんあったかもしれない で最後にまさかまさかの場面展開 面白い でも金ヶ崎の退却戦を事前に何かで読んでいれば一層面白い 戦国時代小説の範疇にはないですね
浅井長政正伝―死して残せよ虎の皮 (人物文庫)
戦国時代以降を決定づけた源流とも言える「浅井長政と市とその娘たち」を描写した時代絵巻として期待したが史実に基づいているのかもしれないがこれまで読んだ「浅井長政」に関する描写に比べ、臨場感がなく、また、作者は浅井長政の何を伝えたかったのか疑問を感じました。