スティグマータ
スウェーデンのメタルバンド、アーク・エネミーの2nd。1998作
「デスメタル」としてこのバンドを聴くのなら、この2ndまでだろうと思う。
ダークなヘヴィさとブルータルなアグレッションを残しながら、激しい疾走とともに、
随所に流麗なギターワークを聴かせる、アーエネ節が確立しつつある傑作だ。
2009年リマスター盤には、「BURNING JAPAN Live 1999」からの4曲を含む7曲を追加収録。
WAGE OF SIN
現在のArch Enemyを考えると、この作品が彼らの絶頂期
ではないかと今あらためて思う。まず曲がスピードの面でも
盛り上がりの面においても、バラエティに富んでおり決して
だれる事が無い。そして何よりも、Arch Enemyファンにとどまらず
多くのHMファンにとってお望みの曲展開と、ツボを刺激する
ソロワークはまさに圧巻である。Angela Gossowの加入がバンド自体
そしてアルバムに活力を与えた結果であろう。Doomsday MachineやAnthems of Rebellionには
このアルバムにあるバランスのよさが欠けてしまっているので、もう一度このくらい素晴らしいアルバムを彼らにつくって欲しい。