TRUE LIES
初めてこの曲を聴いたのは、確かTVCMでだったと。で、一発でヤラレまして（笑）
この曲は「カッコイイ！」以上！ホントそれだけで十分です。疾走感タップリにパワフルなサウンドを聴かせてくれます。「GLOW」もまたイイ感じなんでこの曲が気に入った方はチェックしてみると良いかも。。
ジェームズ・キャメロン 世界の終わりから未来を見つめる男
辛口の世評はともかく、キャメロン本人までもが『タイタニック』の成功をまるで信じていなかったというエピソードに驚いた。膨張する製作費のプレッシャーに押し潰され、ギャラの辞退まで申し出ていたらしい。というのも、この映画の監督は悲劇の恋愛ストーリーに思い入れがあるわけではなく、むしろ、沈没した本物のタイタニック号を探査することに高いモチベーションがあったからだ。真の想いは海の底にあり、地上の金儲けになんか興味のカケラもないというのだから、映画の興行成績に自信なんてあるはずがない。すなわち、キャメロンという男、映画の職人監督というよりも海に潜ったり宇宙に行ったりということに情熱を燃やすSF好きの冒険家であり、その異世界探検の記録として映画というメディアがある、らしい。だから、本当に行けるなら何がなんでも実際に行って撮影すべきだし、でなければ、CGIを駆使してでも完璧に再現したいというわけである。ただ、そこで冒険心以上に重要になってくるのがテクノロジーである。宇宙船がなければ宇宙には行けない、ゆえに、彼は映画監督兼冒険家であると同時に、技術開発に憑かれたマッド・サイエンティストにもなった（現実と空想の間を行ったり来たりする人物像はまさにマッドな野郎というほかない）。そして、彼の<冒険>をめぐるあらゆる意味でのマッドな活躍ぶりを遺憾なく描いているのが本書だと思う。キャメロン映画のファンはもちろん、フィルムメイカーとして野心満々の人、冒険家を夢見る人も映画のDVDとともに一読すべし。
トゥルーライズ [DVD]
本作はフランス映画をハリウッド版にリメイクしたもの。監督はあのジェームズ・キャメロンで、シュワちゃんとキャメロンのゴールデンコンビが再び組んだアクションコメディーである。本作は語る通り『T2』とは違い、全編コメディーに仕上がっている。アクションも目を見張るもので、無駄なシーンが一つもない。また、キャメロンが初めてのアクションコメディーでもあるのだが、初めての割には観客をうまく笑いに引き込んでいる。もちろん、アクションやコメディーだけが含まれているのではなく、ユーモアもストーリーもしっかりと描かれており、今回も強きヒロインが登場するのもキャメロンの持ち味。最近は『タイタニック』以降監督作がないので、また監督作を手掛けて欲しいのだが…。
