ブロンソンならこう言うね―マニア・カルト一生相談 (Pop Sesame)
チャールズ・ブロンソンという役者さんは、貧乏からのたたき上げで大スターになった人で、いろんな人に愛されていますが特に男性から尊敬されているところが男の中の男!、やはりタダモノではありません!うちの夫が、やっぱりブロンソンみたいになりたい、と言ったので訳を聞いてみたら、娘が年頃になってもちゃんと腕を組んでお父さんと歩きたい、と思われる父親、のような存在感のある男、というのですね。歩き方、物腰、もちろん人間的中身、そこからつぶやかれるセリフ・・・年を重ねても鍛えられた肉体!おおらかで男らしい素朴さを漂わせた男のおしゃれ・・・!
かのジャッキー・チェンも、目標にするスターはいますか?と若い時聞かれて、チャールズ・ブロンソン!と答えましたねー、と在りし日の淀川氏が、言っていました!あんなに体鍛えているジャッキーが尊敬するスターがブロンソン!やはり、簡単になれる人物ではない!苦労・経験・努力の果てに人生で成功・満足を得た男、ローマは簡単には出来上がらない・・・人物です!
この本はみうらじゅん氏と田口トモロヲ氏が(二人は友達)、やはり二人ともブロンソンを男の中の男の師と仰いで(こんな、ちょっと細い人たちにまで尊敬されているんだ!)、いろんな人生での悩み事に、ブロンソンの男としての含蓄ある判断なら、こう、判断、解決するだろう、ということを、想像して答えあう、本です。お二人のキャラクターが面白くて、しかも素直で男の子っぽいので、全く楽しい本になっていますが、やはりブロンソンが、本物の男!であるため、彼が映画や生き方で表現した男としての価値観で考えれば、こういう結論になるだろう!というそれぞれの答えは、楽しくも、やはり意味深い、役に立つ内容になっています!!
やはり、本当にすごい人というのは、たとえ直接会わなくても、この人ならなんと答えるだろう、と考えれば、意味のある答えを導き出せるから、すごいなー、と思います。
この本は、ブロンソンがすごいので、絶対読む価値のある本です。大地に足を付けた、どっかりとした男らしい、だけど素朴な、人間的な生き方を学ぶことができます。そういうとことはブロンソン大陸に住んでいる、と、この本の中では定義されています・・・とにかく面白いとともに、ブロンソンの人生から学べる価値ある本です。文庫版が出ているそうですが、こちらの本は、在りし日の奥さまジルとの写真や、伝説のマンダムのCM(これで日本でのブロンソン人気が当時爆発しました!)のかっこいいシーンや、いろいろな映画でのブロンソンのカットの写真も出ていて、本当にブロンソンの世界にどっぷり浸れるとともに、自分の人生の役にも立つすごくいい本だと思います。(みうら氏と田口氏の文章自身も、面白いながら深くもあり、やはり才能のある方たちだなー、と思います)
クイック・ジャパン85
歳を重ねる毎に良い加減に力が抜け、面白さを増していくさまぁ〜ずの二人を徹底的に特集しています。
インタビューは二人一緒での形式。今まで単独ではありましたが、二人一緒はあまりないので嬉しかった。二人の掛け合いの声を想像しながら読むとまた楽しい。
また、特に必見なのがウッチャンからさまぁ〜ず二人への直筆のお手紙。二人への信頼、また戦友としての絆が見てとれて、ジーンとしてしまいました。
その他、ライブレポートやDVDレビューなど、盛り沢山な内容です。22年目の今もなお、たくさんのテレビ番組に出ながら「お笑い芸人」でありつづけるさまぁ〜ずのカッコイイ姿が沢山見られます。テレビのさまぁ〜ずしか知らない方に是非読んでほしいです!
M [DVD]
日本と韓国人の両親を持ち、ハーフな美元さんですが、モデル出身だけあって、スタイルも抜群で美人!見事な裸体を拝める事が出来ます。タイトル通り、Mな美元さんの演技が随所に見られます。その他、脇役俳優陣では新進気鋭のイケメン俳優、高良健吾に大森南朋、怪演が際立っていたなすびに田口トモロヲ…と役者陣のキャスティングも良かったと思います。今回の見所としたら、人妻である聡子(美元)と出会い系サイトで知り合う売春を強要する、ヤクザ(田口トモロヲ)の絡みではないでしょうか?Mっ気な美元さんと二重人格?な田口トモロヲさんに謎的な存在の高良健吾さんの三者三様の演技が見所だと思います。星が4だったのは、美元さんの見事なスタイルが拝めるのは良かったのですが、絡みには巧くいかせてなかったのが減点対象でした。
アイデン&ティティ [DVD]
この映画を観た若い人たちは、ロックやバンドに取り組む青春時代の心の苦悩や魂の爆発に、
きっと共感しただろう。私はこの映画の持つエネルギー自身にある種のレジェンドを感じた。
田口トモロヲ・みうらじゅん・宮藤官九郎という当代きってのタレントが絶妙なコード進行で
ラストのボブディランに集結していく。まさにかつてのATGのようなロックな映画である。
バンドを医学生に置き換えると「ヒポクラテスたち」だ。麻生久美子は秋吉久美子なのだ。
邦画の復権が数年前から語られるようになったが、それは以前の立ち位置に戻るのではなく、
例えばTVドラマとのコラボレーションといった形で、新しい需要を獲得することであった。
それはそれで良いのだが、昔ながらの邦画ファンにとっては、一抹の寂しさが残っていた。
この映画は、私をATGのようなエネルギーを含んだ邦画の世界に戻してくれたのである。
峯田和伸もすごくいい。同様に青春に悩みながら「パッチギ!」の主役からは感じなかった
音楽への熱い思いを溢れさせている(当然といえば当然なのだが)。田口トモロヲ監督が、
インタビュー(※)で「礼儀正しいので、峯田を使って良かった」というのが面白かった。
「舞妓Haaaan!!!」の阿部サダヲのように、クドカン映画は主役のサプライズ要注意である。
※但し、このDVDは本編ディスクのみ
松山千春デビュー30周年記念CD「足寄より」
デビュー曲「旅立ち」が正に、千春と竹田ディレクターの<出会いと別れ>を予見していたかのようであり、第八章最終章では「旅立ち」を聞きながら妻と二人で思わず泣いてしまいました。
俳優の塚本高史も見事に千春役を好演し、田口トモロヲの竹田ディレクター役とナレーションはさすがに味があり聞き応えのある内容です。
買ってよかった!!