悪女の仕事術
「悪女」というと、どこか不道徳で、誰かを騙して利益をあげるような、ズル賢い女性が連想されます。
けれど、この本で言われている「悪女」とは、そういうことではありません。
まずは「いい人」でいるがために、人に気をつかって疲れてしまったり、便利に使われてしまっているのなら、
そのやり方では世間で通用しないということ。なにより自分自身がつらいでしょう。
もう「いい人」をやめてみませんか?という問いかけから始まります。
「いい人」は相手を信用して無防備になりがち。自分一人が傷つきます。
「いい人」は何事も丸くおさめようとして相手の要求をつい受け入れてしまいます。
「いい人」になることでソンをしていませんか?
どうしてそうなってしまうかというと、自分のポジションが見えていないから。
自分の強みがわかっておらず、自分のキャラを生かしきれていないから。
この本から発せられるメッセージは、いわば「悪い女になろう」というのではなく、「自分を守ろう」というもの。
自分を守り、キャラを充分に生かすためのテクニックと気持ちの持ち方が書かれています。
「いい人」になってしまう人って、基本的に真面目で不器用なのだと思います。
だからといって、不真面目になる必要はありません。
ほんの少し考え方を変えてみる。そして作戦をたててみる。
そんなふうに、自分を変えるためのお手伝いをしてくれる本だと思います。
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))
極貧というほどでもなく、天涯孤独でもなく、被差別というわけでもなく、おそらく当時としてはありふれた家庭で育った主人公。しかし彼女にはそれが許し難いものだった。
しみったれた生活にがさつな母親。この私がこんな境遇に置かれていいはずがない、こんな女が私の親などであるはずがない。
私は、高貴な筋の落し胤。裕福な家庭で上品な家族に愛され育った。美しいものだけに囲まれて。
そして彼女は現実の自分を根絶やしにしていく。
自身の出自に対する執拗なまでの憎悪を以って。
人を騙すには先ず自分から。そうするううちに妄想と現実との境目などなくなる。
他人が捏造呼ばわりしようが何を言おうが、自分がそう有りたいと望む世界だけが彼女にとっての真実となった。
悪女 [DVD]
原作(「虚栄の市」)を知っている人にはものたりないと思います。
長い小説を二時間ちょっとでまとめるのは無理というものであまりにも割愛された場面が多いのが残念ですし、小説の醍醐味である人物描写が希薄になってしまいました。
しかし、小説とは別に映画としてみればそれはそれで面白い作品といえます。
映像や衣装などもとても綺麗です。
とにかくベッキー(リーズ・ウィザースプーン)がキュートです。
お友達にはなりたくないタイプかもしれませんが、機知にとんだ会話や、思いきった行動然る事、粋な着こなしそして周りを虜にしてしまう笑顔、魅力的でした。
野心満々でアルゼンチンのエビータのようでもありながら、少し山内一豊の妻のような賢妻の面もあり、逞しさはスカーレットオハラを彷彿させ、なかなか面白い女性として描かれています。
邦題のセンスは悪いですね。「Vanity Fair」のままでよかったのではないでしょうか?
当時流行りのOLドラマですが、石田ひかり演じるマリリンがとにかく前向きで元気がでます。
当時まだ新人女優の石田ひかりを主演にしたにも関わらす視聴率良かったのも納得の内容。
DVD化して欲しい人結構いると思うんだけどな〜。
自分はビデオ録画したのを毎年1度は見返してますが…
悪女 第1巻 [VHS]
当時流行りのOLドラマですが、石田ひかり演じるマリリンがとにかく前向きで元気がでます。
当時まだ新人女優の石田ひかりを主演にしたにも関わらす視聴率良かったのも納得の内容。
DVD化して欲しい人結構いると思うんだけどな〜。
自分はビデオ録画したのを毎年1度は見返してますが…