評決のとき〈上〉 (新潮文庫)
娘を強姦した犯人2名を射殺した黒人男性の弁護を引き受ける若手弁護士。圧倒的不利な状況から無罪評決を勝ち取ることができるか?
グリシャムの処女作とのこと。グリシャム作品を読むと弁護士が格好よく、本作も例外ではない。
事件の事情から白人擁護のクークラックスクラン(KKK団)や、教会が組織する黒人のグループが裁判所前で対立、州兵が出動する。KKK団による関係者脅迫、弁護士の自宅放火など、展開はグリシャム作品の中でも派手。
評決のとき〈下〉 (新潮文庫)
Johon Grishamの本の中ではこれが一番面白かった。 しかし、使われている単語、分法も一番難しく感じた。 特筆するべき点は小説後半の法廷シーン。 2転3転してスリル満点。 多少、分からない単語があっても、雰囲気はよく伝わってきます。
評決のとき [DVD]
黒人差別問題をテーマに作られたものだが、自分が考えていた以上に差別が今でも大きな問題なのだと知らされ、ショックだった。
法廷のシーンは、心にくる。特に、黒人の被告と白人の弁護士の評決前日の会話は、大きな衝撃で、似たようなテーマの他の映画をうち砕いてしまうだろう。ちゃちな演出もあるが、観て損はしないだろう。
評決のとき [DVD]
アメリカは日本より法廷劇が好きらしくいろいろな映画がありますが、これは見ても損はしません。
暴行事件の裁判なのですが、多民族国家アメリカならではの人種差別、白人対黒人の争いが争点となっています。黒人の女の子が被害者、白人が加害者という図式ですが、キャスティングはなかなかです。弁護役にマシュー・マコノヒー、威厳のある検事役にぴったりのケビン・スペーシー、被害者の父親兼加害者(見てのお楽しみ)のサミュエル・ジャクソン。火花まで散りませんがなかなかの戦いです。
向こうの裁判は陪審制のせいでしょうか、深層心理に訴えかけるシーンがジンときます。「ゴースト・オブ・ミシシッピ」より感情移入しやすいですよ!
ボンクス・マーマレイド
NHKにLunaと出演したらしいが、
「ホントにテレビに出て大丈夫?」と思ってしまうほどBESという存在は危ない。
この1stの頃は現在よりリリックに力点を置いておらず、フロウ任せにラップをしている。
が、それだけにこの人の日常が持っている危険度が「意味」に回収されずに放出されている。
1st越えをできないMCは世にたくさんいるが、過去の自分を越えれないのではなく、
スリルを感じさせるアンバランスさはこのアルバムでしか味わえない。
才気ほとばしるBLクラシック『愚痴か?否か?』のリズムへのアプローチは恐らくどのMCにも
真似できないし、漢とメシアを迎えた『Feel My Mind』 は『不定職者』ばりの傑作で、
本当に何回もリピートした。