オリジナル・サウンドトラック「コンスタンティン」
この映画を見ましたが、途中で1曲だけ歌が流れました。これは誰が歌っているのでしょうか?この映画サントラを買おうかと思ったのですが曲のみで歌はないとのことでした。
お願いです。
知ってる人 教えてください
コンスタンティン [DVD]
キリスト教の教義をベースにした作品ですが、聖書には、映画の題材になるエピソードが無数にあるようです。古くは、天地創造や十戒、最近では、セブンやエンド・オブ・デイズなど沢山ありますが、この作品の面白さは、これまで以上に創造を膨らませていることだと思います。
もともと、神と悪魔は、この世でうまくバランスを取っているという発想から、この世に中立地帯があるとか、完全な天使でも悪魔でもないハーフブリードと呼ばれる天国と地獄からの使者が存在するとか、地獄のバイブルとか、そして極めつけは神の子としてキリストがいるように、サタンにも子がいるとか、なかなか面白いと思いました。
キアヌ・リーブス演じるコンスタンティンは、生まれながらに悪霊や悪魔を見る能力を持ったカソリック教徒と言う設定ですが、過去に自殺未遂を犯し、2分間だけ地獄を見てしまった経験があります。
カソリックの教えでは、自殺(試みたものも含め)は、最大の罪であり、死後、地獄行きは免れないのですが、地獄へなんか行きたくないコンスタンティンは、ある種必死にエクソシストとして悪霊退治を行い、罪を清算しようとします。この作品で描かれる地獄がまたシュールです、黄色のモノトーンで、恐ろしいというよりある種幻想的と思いました。
後は見てのお楽しみですが、コンスタンティンは、過去の罪を清算しようとしている人間とは思えないほど、不親切で自分勝手な人間として登場します。また、タバコの吸い過ぎが原因で、肺がんを患い余命1年と言う設定も切羽詰ったリアル感を生み出していると思います。
かなり満足できた作品ですが、聖なるショットガンがちょっとねえ。あれ、何とかならなかったのかなあ。多分、続編があると思います。そんなエンディグでした。(エンディングはちょっと笑えます。)
コンスタンティン 特別版 (初回限定版) [DVD]
主人公は超能力者で強力なエクソシストですが、肺を犯されて余命いくばくもなく、過去の自殺未遂で「地獄行きが決定」しているという設定です。
ど迫力の悪霊達や大天使ガブリエルまで入り乱れて、おどろおどろしい事件の謎解きが始まります。主人公の戦い方はシニカルですが、新サタン誕生を防ぎ、人間世界を守るべく知恵と勇気を絞ります。特撮の地獄イメージが生々しく、こちらも迫力満点でした。
天使ルシファーはかって神になろうとして、サタンとなり地獄へ堕ちました。逆に神の人間への愛に嫉妬したガブリエルが「人間」とされるところは意表をついた大ドンデンでした。このエピソードだけでも続編が期待されます。
キアヌって昔は本当に優男だったのに、渋くて貫禄が出てきたと思います。天使ガブリエルをティルダ・スウィントンが演じていますが、特別な雰囲気が出ていてやっぱりうまいですね。大好きな女優さんです。
余談>自殺を地獄行きとして断罪していますので、製作者はカソリックかな、と思いました。それにしては悪魔VS神の戦いという二元論的な設定ですので、単にオカルト映画として見たほうが考え込まなくてすみます。
天国と地獄を巡る、というキャッチに「ビルとテッドの地獄旅行」が頭に浮かんだには私だけでしょうか。(^^)
コンスタンティン [Blu-ray]
初めて買ったDVDがこの映画のDVDでした。
気に入って何度も見ていたのですが、最近になってようやくBlu-rayに目覚めたので、遅ればせながらBlu-ray版も購入しました。
画質は良くなっていると思います。ついDVD版を引っ張り出してきて比較してしまいました。
DVDも見るには全く問題ないレベルだと思いますが、Blu-rayの方がくっきり見えるというか、ザラザラした感じがなくリアルです。
そこまで違うのかと言われると少し返事に困りますが、やはりBlu-rayの方が綺麗です。
内容は私がわざわざ書かずとも他の方が詳しいレビューを書かれていますが、個人的にはかなり好きな映画で、なかなか楽しめると思います。
ただ、少しでもホラー的、グロテスクなシーンがあると駄目という方や、オカルト的なものが嫌いな方にはオススメできません。
あと昆虫が見るのもイヤだ!という人にもオススメできません。