ザ・グレイテスト・ヒッツ-アルティメット・コレクション
新曲は4曲どれもBON JOVIらしいメッセージやメロディに溢れた良曲。
収録された楽曲群はいずれもグレイテスト・ヒッツの名に恥じない名曲であり、音質が向上されている点についても評価したい。
収録曲については
さまざまなところで言われているようように8th album『BOUNCE』からの楽曲が収録されていない。
個人的にはEverydayくらいは収録されても良かったのではないかとは思うのだが
それでも押さえるべき名曲は一通り網羅されており、
これからBON JOVIに興味を持ちはじめた人や手っ取り早くBON JOVIの代表曲を聴くにはこれ以上ないアイテムである。
トータルセールス1億2千万枚だのオリコン洋楽アーティスト歴代1位だのと言った肩書きや知識よりもこのCDを手にとって聴いて頂いた方が遥かにBON JOVIが偉大なロック・バンドである事が理解して頂けるのではないだろうか。
15年以上のファンである僕自身もいつも聴いていたはずの楽曲群に改めてBON JOVIの偉大さを実感させられてしまった。
ただこの日本盤には一点大きな欠点がある事をお伝えしておきたい。
ディスク1枚仕様盤も同時発売の為、
この2枚組仕様盤についてもDISC 1に収録時間を無視し無理矢理収録された日本盤のみのボーナス・トラック『Tokyo Road』
そのしわ寄せで名曲『Lay Your Hands On Me』が不自然なイントロ、ギターソロのぶった切りに加えアウトロのフェイドアウトと言ったお粗末な編集のSingle Editでの収録されてしまっている事である。
未発表曲のボーナス・トラックならまだしも
『Tokyo Road』については過去のベスト盤である
CROSS ROADの日本盤や
日本独自企画盤のTOKYO ROAD
にも収められてきた既存の曲であり、
そもそも今回のGREATEST HITSという対象に該当している事自体が疑問である。
どうしてもボーナス・トラックとして収録するのであれば
2枚組は2枚組仕様盤として収録時間に余裕があるDISC 2に収録して頂きたかった。
そのおかげでお粗末な編集での収録と相成った『Lay Your Hands On Me』
その不自然な編集ぶりにその後の名曲の流れすらぶち壊し、
楽しみが半減してしまった。
レコード会社の方は日本盤として独自に曲数だけを増やし価格の安い輸入盤購入の対策としているのでしょうか?
既存の曲を無理矢理ボーナス・トラックとして収録し、名曲をこんなお粗末なバージョンで収録をする事にファンが喜びを感じると本気で思っているのでしょうか?
僕はこれから発売されるUK盤に収録される『Lay Your Hands On Me』に期待して買い直すつもりでいます。
ファン故に最後に不満が漏れてしまいましたが上記に揚げた欠点以外はBON JOVIの名曲にどっぷりと浸れる最高のアイテムである事は間違いありません。
ザ・サークル~デラックス・エディション(DVD付)
全盛期の彼らはとにかくアルバム作品とそれに伴なう世界ツアー(日本公演自体は贔屓目?で良い配置だった〜)がありました。
前”ロスト・ハイウェイ”時もそうでしたが、本作も日本ツアー+アルバム発表の”時差”が大きい過ぎる印象です。
アルバム発表の直前or直後であったなら…ファンが受ける付加価値(収録1曲1曲への愛着度や印象度等々)感がもっと違ったものになるでしょう?!
このアルバムのあの曲を聴いていた頃、あんな苦労があった、あんな喜びや感動があった…って…より強い印象で各自で思い出せるでしょう。
最近のボン・ジョヴィには”それ”があまりに小さ過ぎるのかも。(なのに彼らは歌詞やメロディに今だ”トミーとジーナ”を引用しているし…。)
アルバム自体の存在感すら希薄に感じられてしまう。
当初のベストアルバム先行計画から移行されたという限られた制作時間?の中で、楽曲の1つ1つには十分アイデアを感じますし、(今回も)しっかりとテーマのあるそれでいて練られている、決して手抜き感の無い!ジョンのプロ魂を感じます!
負をしいて言えばサウンド・アタックを無理に?現在の欧米音楽シーンと合わせようとしている印象が個人的にはマイナス面だと思いました。
メロディ・ライン自体、どこかで耳にした事のある印象が強く、オリジナル性に乏しく感じる面は(やはり)ある。
それでいて4人で音を出せば、それでこそ”ボン・ジョヴィ”になるのだから…それは凄い事なんですけどね。
どこか自分(ファン)の内なる想いとのオーバー・ラップ出来ない(少ない!?)、言わば”ながら聴き”で終わってしまう所に、ここ最近の”ボン・ジョヴィ”への物足りなさを感じてしまいます。
これまでの功績、大きい資本があって、それだけの期待感を個人的にも常に持っていますが…実際、購入し聴いてみると…”えっ!?これで良いの?”、”もっと出来るだろう??”、”ジョンもリッチーも守りに入ってないか?”と素直で正直な感想が頭を過ぎってしまいます。
発売後から何度が聴き、好きなアルバム作品でもありますが、今回も”ボン・ジョヴィ”でなければ”良作”!であり、”ボン・ジョヴィ”であるがために質のある”凡作”と思えてしまいます。
全体像に及第点的に満足が出来るものの、どこか残念!となる想いを今回もスッキリ!と解消はされなかったですね。
元気ある曲でも、落ち着いた感のある曲でもライヴ映えする印象は高いので、今年?来年あるだろうの公演(東京ドーム)をまたまたまた楽しみにしていますよ!!
Keep the Faith - An Evening with Bon Jovi [VHS] [Import]
大ヒット作「slippery when wet」に 続いて出した前作、「New Jersey」ツアーのあと、燃え尽きるように離散したバンドが、再び絆を取り戻すべく集まり、小規模な会場でライブを行った時の記録です。CDジャケットでもメンバーがバレーボールの試合の時のように手を差し伸べて、結束を確認するものになっているのでも示すように、このライブでも、メンバーは観客に背を向け、メンバー同士がギグをしているかのように円を作ってお互いを見ながら演奏する姿が印象的です。ここからバンドの第2章が始まったとも言える貴重な映像です。2010年に出たベストにこのアルバムから多くは選曲されていないのは残念ですが、それもまたある意味必然かもしれません。だからこそ、ファンとしてはDVD化が待たれる1作です。
Live at Madison Square Garden [Blu-ray] [Import]
輸入Blu-rayは日本語字幕が付いてます
裏側にSABTITLES Japaneseと表記されてます
※輸入DVDには字幕付いてません
日本盤は高いですからね…輸入盤で充分です
あとドキュメンタリーの「WHEN WE WERE BEAUTIFUL」80分!が収録されてます
その他にジョンのフットボールチームなど3つの特典もあり輸入Blu-rayがお勧めです
音も画質も素晴らしい
※唯一の欠点は本編には字幕無いこと
Blu-rayに買い替えて本当良かったです
内容はファンなら言うこと無いでしょうね