流星ワゴン (講談社文庫)
既にこの世にはいない親子が運転するワゴンで
自分が判断を誤った運命の瞬間に戻るという
実際には起こりえない事が起こる話。
それで過去の軌道修正が出来て現在が良くなるのか
というとそういう訳でもない。色々ルールがあるから。
でもさらっと流してしまう日常に落とし穴がある
気づかなかった事があると気づかせてくれる。
主人公は自分の見落としてしまった事、気づかない
ふりをしていた事に気づけた事できっと良い方向へ
これからは向かえるのではないかと希望を持たせる作品だった。
この人の殆どの作品同様、子供のいじめという
暗い影があり、読んでいて気が重くなる部分もあるが
それでも案内役となる親子が明るい雰囲気なので
物語全体が重くならずにすんでいる気がする。
その日のまえに (文春文庫)
愛する人が、明日「末期ガン」だって告知されたらどうする?
自分自身がどうだったらどうする?自分の愛する人、子供たちのことを考えたらどういう気持ちになる?
心を揺さぶられっぱなしの300ページ弱でした。帯には涙!涙!涙!なんて書いてあったけど「死」がテーマの小説って可哀相すぎるだけじゃないか、買うのよそうかなと何度も丸善の平積みの前で悩んだ一冊でした。買って良かった。
一昨日に引き続き、通勤電車で涙しました。それも朝のラッシュ時から。ああ恥ずかし!でも、涙が止まらなくなってしまったのです。
全て自分に置き換えて読んでゆくと、どうしようもないほど涙があふれてくる。あたりまえの明日があたりまえでなくなる愛する人の死を直面したらなんて思うとどうしようもなくなってくる。
今日はきちんと早帰りして家族みんなに暖かいスマイルを贈りました
BOYS ON THE RUN 4 SONGS
インディーズからメジャーに戻って最初のマキシシングル。
boys on the run は、名曲です。
スタートラインは、朝日系の熱血甲子園のバックで流れていました。
男たちへ女たちへは、自立して家族を持ったことが有る男なら、必ずぐっと来ると思います。
このシングルに限らず、馬場さんの音楽はすごく心が安らぎ、その後で元気が出てきます。
青い鳥 [DVD]
* 何度観ても涙が…。
村内先生が吃音になってしまった理由はわかりませんが、もし幼少の頃からであれば
きっと「野口君」のようにいじめに遭っていたのかも知れないし、そうでなくとも…、
かつてクラス担任をしていた時に自分のクラスにも「野口君」のようにいじめられて
いた生徒がいて、その時はそのことに気付いてあげられず、その生徒は校舎の屋上から
飛び降り自殺をしてしまった辛い過去を持っているのですね。村内先生は…。
観ていて、それがとても痛々しかった。
けど、おそらく「野口君」を一番いじめていたであろう井上武志君や、友だちだったの
に、その時勇気がなくて「野口君」を助けてあげられなかった園部真一君の『野口が生
きていてくれて本当に良かった…』の言葉に救われる思いがしました。
こんな素晴らしい作品は、全国の中学校で観るべきですね!
特に、教職員であるにもかかわらず、その資質が欠落している人を大勢知っています。
(保身ばかり考えている人や公務員だからという理由で先生をやっている人、単なる
ガキ大将のような人など…。)
皆さんも、観て下さい。m(_ _)m