三国志 Three Kingdoms 第1部-董卓専横- ブルーレイvol.1 [Blu-ray]
1話目から従来の三国志にみられる曹操の各エピソードがありますで「魏」のファンには安心して観れる展開かと思います。そして、後の「呉」の孫権は、まだ9歳。幼い割にはしっかりとして才知も感じる事も理解できて、登場回数は少ないが丁寧に描かれています。
しかし「蜀」となる劉備・関羽・張飛のファンにはがっかりかと…3人の出会いまでのエピソードは無く、桃園の誓いの端折り方も極端です。劉備や関羽を演ずる方の眼差しがいつも低いのは意図しての事かも気になります。そんな中でも5話での呂布との対決は劉備ら3人が活躍しており、中々迫力あるシーンで良かったです。
董卓は他の三国志同様に意地汚い悪者的な扱いは変わり無いですが、呂布はこの三国志では少し良い人物像が付加されているように感じます。貂蝉の呂布への想いも感じるメロドラマ的な要素も盛り込んだ雰囲気ですね。会話の中では出てきますが呂布が仕えていた丁原への謀反などが映像では描かれて無いので、この三国志だけ観ると呂布の印象が少し異なるとも思いました。
今回の全10話は前半は曹操を中心とした展開、隙間に劉備や孫権の話、後半は董卓と呂布との決着までといった私の印象です。従来の三国志ファンには何処が省略されているかが理解出来ますが、これから初めてこの三国志から観るとすると少し捉え方が違って来るとも感じました。何れにせよ三国志は史実とは異なる色々な物語があるので、更に別の三国志を観比べるのも良いかも知れませんね。
三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)
なんと言っても有名な三国志.それが吉川英治の三国志である.三国志の本は数多いが,その中でも群を抜いて有名な三国志であろう.8巻もある?心配することはない.その展開の楽しさにどきどきしながら寝る時間も惜しんで読み終えたのを覚えている.いろんな時にお世話になった.浪人中,心が疲れてくると,決まってこの吉川英治三国志を開き,関羽,趙雲,張飛,劉備のその生き様に勇気づけられ,リフレッシュし,がんばろうという気がおこってきた.元気になれる本である.
三國志IX with パワーアップキット
三国志シリーズのなかでは一番好きな作品です。内政が面倒くさいというコメントもありますが、koeiの歴代作品をプレイしている私からすると、これくらい手間がかかるほうがゆっくり落ち着いてできて楽しいです。(ほかの事をしながらゲームをプレイするのが楽しいので) ただ、人事→探索 の際に複数武将をいっきに選択できるようにしてもらえれば助かるかなぁ。問題はそれくらいで、戦闘や外交に関しては特にストレスなく遊んでいます。難易度普通でもなかなか手強いのが楽しい。この価格だと買って損はしないと思いますよ。
一冊でわかるイラストでわかる図解三国志―地図・写真を駆使 超ビジュアル100テーマ オールカラー (SEIBIDO MOOK)
三国志演義の内容を、年代を追って解説している。
正史は、下の方にちょろっとオマケで書かれているだけであり、基本的に演義中心。
あたかもそういう歴史であったかのように書かれているのは引っかかるが、演義とわかって読むのなら問題ない。
時期ごとの勢力図がわかりやすいので、今までは誰がどこを支配したとか、ピンとこなかった人にもオススメ。
特に圧巻なのは、豊富な武将の顔イラストだろう。
正子公也氏によるカラーイラストが多く掲載されており、かなり見応えがある。
劉備や曹操から、張昭に干禁のようなややマイナーまであり、「確かにこんな顔だったかもしれないな」と思えるものばかりだった。
一枚絵がないのは残念だが、面白かった。
コレクションとして、一冊あってもいいと思う。
内容が薄っすいんで、☆4つ。