ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ(フィルム・テレシネ・バージョン) [DVD]
大波が打寄せるハバナの海岸通りをヴィンテージカーが走り抜ける。原色でカラフルな
ファッションと古びた街並み、そこにキューバ音楽が被る。ヴィム・ヴェンダースは、
同年「ミリオンダラーホテル」を撮っているが、はるかにこちらの方が良かった。
「心の奥深くに沁みる」とは、こういう時に使う表現なんだと感じることが出来る。
調べてみると、出演者のほとんどがこの作品から5年間で残念ながら他界している。
そう考えると、このフィルムは奇跡の音楽ドキュメンタリーといっても過言ではない。
Buena Vista Social Club
教えてもらってたイギリス人の英会話の先生から教えてもらいました。ヴィム・ヴェンダースの映画を観て凄いミュージシャンの集まりだなぁと思い、CDを買いました。部屋で目をつぶってきいていると、まるで彼らが私の部屋で演奏してくれているかのようなライブ感がありますし、演奏もぴか一です。こんな凄いおじいたちがいるなんて・・・ラテン音楽もいいなぁと思いました。
ブエナ★ビスタ★ソシアル★クラブ【字幕版】 [VHS]
この映画を観て改めてキューバ音楽の素晴らしさを認識することができました。
国の貧富の差を超えて、人々が大好きな音楽を奏でています。
そこに、人生の深さと新たな希望を見出すことができます。
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
キューバ・ミュージックである。しかも、御老人の方々の。同じキューバでもNG La Bandaのような人達のサウンドをF1マシンに例えるなら、このバンドはさしずめクラシック・カーである。でも、クラシック・カーには現代の技術を結集しても出せないテイストがある。そんな感じのアルバムです。
Buena Vista Social Club: Music Makers [DVD] [Import]
作詞、プロデゥース、ギターリストとしてアメリカで活躍しているRy Cooderの企画した70年代キューバンサルサの再生を試みたロードムービー。
作品のタイトルとなっているBuena Vista Social Clubは、今はなき有名なクラブである。60-70年代にキューバ音楽と踊りを愛する人々が集まった伝説的な場所だ。あの時代に活躍していたすばらしい音楽家たちはどこにいってしまったのか?今は忘れ去られた偉大な音楽家たち。実は、未だ健在なのだ。Ry Cooderの手によって再び集められた彼らと共に作られたCDは、今の時代でも新鮮で生き生きしている音楽で溢れている。この作品は、カーネギーホールの舞台で...という彼らの夢が叶えられるまでのドキュメンタリーである。
アメリカによる経済制裁が続くキューバ。才能に恵まれた多くの文化人が、日々の生活に埋もれていく様を目の当たりにするたびに胸が痛む。「俺には支えるべき家族がいる。もう、歌っても何も稼げない生活が嫌になってしまったんだよ」と、歌うことを辞めた理由を語る短い言葉が胸をえぐった。