希望の橋
以前はVoVoTauという歌手自体知らなかった。
去年、Nudeを聞いて以来好きになり、色々と聞いていたのだが今回のは・・何というか、同じ様なフレーズでだらだらと流れているようなイメージで曲が作られている気がする。詩の面で言えば良い詩だと思うのだが曲がそれを駄目にしている感を自分は受けた。今回のCDだけを聞いた人は肩すかしを感じるかも知れない、その際はNudeの中にあるBeautiful Daysを聞いて欲しい。
誰とは言わないが、印税目的で曲、詩を作っている人達がいる中、VoVoTauは自分自身の気持ちを歌に出来る人だと思っている。次回のCDに期待をしたい。
希望の橋(初回)(DVD付)
アルフィーが今年で音楽活動30周年になるには、メンバーである高見沢俊彦さん、坂崎幸之助さん、そして、桜井賢さんの3人の強い友情と音楽性の一致と人並みならぬ努力があってこそだと思いますので、今更、音楽性を変える必要はないし、これからも、ファンの為に今まで通りのアルフィーで音楽活動を続けて欲しいし、私は、一生、アルフィーに付いて行きたいと思っています。この新曲は、ドラマ「サラリーマン金太郎4」の主題歌「希望の橋」と2004年の大阪国際女子マラソンのテーマ・ソング「夜明けの星を目指して」で、どちらの曲もアルフィーの美しいメロディーとハーモニーが聴く事が出来るので、最高に嬉しいです。やっぱり、アルフィーは、デビューから30年経っても、依然衰えを知らない、途轍もなく凄いスーパー・ロック・バンドであると断言する。
鬼の橋 (福音館創作童話シリーズ)
「大人になんかなりたくない」
ふと,自分も友人も,合い言葉か何かのようにそんなことを考えていた過去を思い出しました。
つまんない考え,つまんない言葉・説教,つまんない生き様,行動。ただの歯車。
「大人って,ホントつまんねぇ・・」
大人を見る度に,胸に込み上げていた大人批判。
あの頃は,確かに,大人を否定することが格好いいことだと思っていたのです。
それが,何者にも縛られず自由な考えでモノを見ることができると。
何と,狭量で浅薄な自分だったことかと思います。苦いですね。
真に「大人になっていく」ということは,どういうことなのか。
それを本書は,強いメッセージとして伝えてくれます。
守りたいものを守るため,社会の中で無力な自分から脱皮しようと決意すること。
それが縛られることだというのなら,少年篁の父親のように社会の歯車になることだというのなら,それは何て素晴らしいことなんだと思えます。
大切なことを見つけ,それを守るためにやらねばならないことに向かっていく。
そこには,たくさんの責任が生まれ,たくさんの力量を身につけることを求められ,そして人間として強く成長していかねばならないことでしょう。
しかし,そうしてこそ,本当の意味で,関わりたい人に関わっていくことができるのですね。
思春期の頃の自分が読んでいたら,大人というものに対する見方が変わっていたかもしれません。
大人になるということって,素晴らしいことなんだと改めて思います。
というより,いつまでも子供でいることの方が格好悪い。
最近,大人になり切れていない大人が多いことだけが,本書に水を差しているようで残念です。
いや,もしかしたら,だからこそ本書が生まれたのかもしれません。