エマニュエル・パユ―孤高のコスモポリタン (Artist Photo Book)
まず写真集として、様々な表情のパユが素敵です。そして記事には、パユの知性や人間としての豊かさが感じられる内容が沢山あって、ファンとしては大満足の本です。欲を言えば、もっと若い頃の今よりさらにお美しいショットをいくつか入れていただけたら嬉しかったのですが…、それでも私にとっては☆5つに値する本です。
ベルリオーズ《幻想交響曲》他 -ヨーロッパ・コンサート2001- [DVD]
ヤンソンスの指揮が大変素晴らしく、ベルリンフィルも指揮に乗せられて実に優美に楽しく演奏している。特にうれしいのは、DTS録音で収録されていること。ティンパニや大太鼓のアタック感、木管の優美な響き、艶のある弦全てが見事に再現される。ハイドンのいわゆるびっくり交響曲は、このDVDで初めて「びっくり」という意味がわかったような気がした。このようなコンサート形式の秀逸な録音のDVDがこれからもどんどん増えてほしい。
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲、フルート協奏曲第1番&第2番
少し速いテンポについていけなくて嫌っていたが、いろいろな演奏に触れて再度聴いてみた。上手だ。
アバドの指揮に押しつけがましいところがない。これはK.299に限らず、
彼はどんな曲を指揮するにしてもこういう指揮をするのだが、この点が彼の強みであり、弱みでもある。
パユのバターみたいにまろやかな音色、ラングラメの隠れすぎないハープ、アバド&BPOの完璧な伴奏。
うそだ…そんなぁ…5つ星をつけてしまうなんて…