シュリ―ソウル潜入爆破指令 (文春文庫)
映画では語りつくせなかった細かい部分にも、深く理解できます。本も映画も、どちらもいい。
この作品によって、韓国にぐっと親近感が持てます。しかし北朝鮮の人はどういう反応をしているのでしょうか?
そんなことも調べてみたい気になりました。
Call of Duty: World at War (PS3 輸入版 北米)
海外版なのでもちろん全編英語ですし、取説も全て英語で書かれています。
しかし同シリーズを遊んだことがある方ならば、全く問題無くゲームを進めることができると思います。
他の方も書いていましたが、銃の発射音や着弾時の触感が軽い感じがしますが、それ程気にはならなかったです。
グラフィックについても結構綺麗で、冒頭のジャングルでの戦闘など大変臨場感がありました。
ただ戦闘をする相手がモロ日本人なので、その点については少なからず抵抗を感じます。
また、重火器も現在のものと比べるとかなり旧式で、火炎放射器を使った描写などはリアル過ぎて少し引きました。
ただ、下手に曖昧な表現にせずにタブーと言われる表現もしっかりしていることから、単純にゲームとしてだけではなく戦争の悲惨さも体感することができました。
この点はちょっと他のFPSと違うかなと、私は思いました。
特に最後の首里城での戦闘は凄惨な状況で、実際の歴史としてこのような戦闘が日本国内でされたのかと思うと、下手な教育番組を見るより戦争の愚かさを身に染みて体感できると思います。
内容が内容だけに今後絶対に国内販売は無いと思います。
色々な意味で隠れた良作と言えるでしょう。
JSA [DVD]
戦争・ヒューマン・サスペンス…様々な要素が混ざった映画。しかし、単なる物語展開の属性だけで終わらせるにはあまりに考えさせられる映画だと思う。
私にとって最も衝撃的だったのは、それまで非常に仲良く誕生日プレゼントまで渡すような仲だった南北双方の兵士同士が、ちょっとしたきっかけで緊張状態となり、銃口を向け合い、実際に撃って殺される者も出てしまったこと、そしてそれがきっかけで大規模な撃ち合いに発展してしまったこと。彼らは、南北兵士2人ずつ計たったの4人で仲良く杯を交わしたり女の話をしたりして他愛ない交流をしていただけだった。それがなぜかくも悲惨な運命を辿らなければならなかったのか。これは恐らく、「なぜ我々は分断され、未だに敵同士なのだろうか」という朝鮮半島に住む人々が当たり前に感じるであろう疑問に直結するだろう。また逆に、それだけ親しい付き合いをしていても、あっという間にそれぞれ敵同士となり撃ち合うことに充分なり得るのが戦争だということも訴えている。まさに未だ休戦中の朝鮮戦争というものの特徴の映し鏡と言えよう。
南北どちらに住む人々も、そして兵士だって人間である。酒も飲めば異性も好きだし旨いものだって好きで、そんな他愛ない交流ができるはずなのに、しかも同じ民族であり、個人レベルでは互いに恨みを持っているわけでもないのに、それが許されないことの不条理さ、異常さ。そして、親友同士であってもあっという間に血の海を現出させることができてしまう戦争の不条理さ、異常さ。これらがこの映画のテーマではないかと思えてならない。
ゴッド・ラブズ・ファン―生きることが楽しくなる本
インドの聖者、ラビ・シャンカール師が世界中で行った講和を一冊にまとめたもの。内容は7章にわたっており、「神様は楽しいことがお好き」「本当の愛」「実際的でスピリチュアルな人生のための4つの方法」「心からの笑い」「自分の本質と向き合う」「神の本質」「愚か者の意味」となっています。
各章のタイトルからも感じられるように、彼はとても実際的な教えを説く人のようです。こむずかしい言葉や話はなく、誰にでもわかるような平易な言葉で、多くの人の悩みに答えています。
「本当の愛ならば、失恋ということはないからです。失恋というときに、破れたのはあなたの要求や期待や希望なのです。 愛がどうして破れたり壊れたりするでしょうか? 愛は破れたり壊れたりしません。……」
「心か!らの笑いは真の祈りです。」
これらの言葉は私の心にとても響きます。ここには書き切れないくらい、彼の言葉は真実をついています。精神世界系の本に興味はあるけれど、なんだかよくわからない言葉がいっぱいでてきて難しいとか、もっと実際的な生活と関わる本が読みたいと思っている人には特にお勧めできます。ラビ・シャンカール師について何かを学ぼうというほどではなくても一読の価値ありでしょう。