今日寝たら必ず明日が来ると思っている我々には、大変新鮮な作品です。
ある日、目が覚めたら片想いの子とデートしている。
ある日、目が覚めたら幼馴染みが我が家に住んでる。
気になる下級生が、大怪我で入院している。
美人だけど冴えない先生が、イメチェンしている。自分に言われたからだと言っている。
何故?何故?
今日眠ったら、何日になっているんだろう?
始業式の日に、死んだと知らされた恋人を救う為に、奮闘する夏休みのお話しです。
特に印象的だったのは、幼馴染みに「貴方の昨日は何日だったの?」と問われシーンです。
不思議な感覚を味わえる作品です。
夏色の砂時計(通常版)
僕が初めて買った女の子が出てくるシュミレーションゲームがこれでした。
主人公が不思議な粉をかぶってしまいデイドロップ(寝ている時に少し先の未来に跳ぶ)現象を起こし、憧れていた娘が死んでしまっている未来に行きその未来を変えるというのが話の内容です。
内容がなかなかこっていてかなりはまりました。
僕的には、主人公の幼馴染が良かったです。
10年間も想い続けていたのには、流石に心を打たれました(藁)
この本はプリンセスソフトのオリジナル作品であるPS2専用ソフト夏色の砂時計のビジュアルサウンドファンブックです。
ただし中身に関して言うとPS2版発売後に移植されたPC版の内容まで含まれています。
ビジュアルサウンドファンブックの名のとおり、キャラクター紹介、ゲーム本編で使用されたCG、攻略情報を掲載し、それに加えてゲームのエンディングで流れる「未来この星で」のリミックス曲を含んだリミックスサントラCDが付いています。
選択肢が多いうえに日にちを飛びながら進むという難易度的には少し難しいゲーム本編の攻略を非常に丁寧に解説しているので、個人的には非常に助かりました。
買って損はない一冊だと思います。
夏色の砂時計―リージェンの時間 (ファミ通文庫)
物語は一作目の「夏色の砂時計」をリージェンの視点から描写しただけなので、正直途中まで読んだ時点では買ったことを後悔していました。しかし、最後まで読みきって、最終章で語られた一作目にはない描写のおかげで買って良かったと思えました。リージェンの切ない想いがひしひしと伝わってきて、読み終わった後には爽やかな感動と今という時間をたくさんの人と生きているということを実感させられるといった作品でした。まず一作目を読むことをお勧めします。
夏色の砂時計 (ファミ通文庫)
PS2ソフト「夏色の砂時計」がオリジナルに編集されて小説になりました。細かくは書かれてはいませんが、ゲームの内容が解かる作品です。漢字にはたいてい振り仮名が書かれていて、読みやすいようになっています。私は表紙の絵が気に入っています。