宮崎駿プロデュースの1枚のCDは、こうして生まれた。 [DVD]
三鷹の森ジブリ美術館、上條恒彦のコンサートを見てから、もう一度全体を見るといいかもしれません。
CDの中身もそうですが、背景となる考え方、情報が参考になりました。
歌も素敵なので、何度も繰り返し聞きました。
もののけ姫【劇場版】 [VHS]
宮崎監督が、「この作品で、私は引退します」ときっぱり宣言して作った作品。
これが、最後を飾る作品となるはずでした。
実際には、彼はその後で前言を撤回して、幾つか映画を作りますが、
これが本来の集大成の作品ではあります。
その後の映画は明らかにメッセージ性や情熱がトーンダウンした感じがあります。
(息子にやらせるようになってからは論外(あくまで個人的意見ですが。))
まず、驚くほどの豪華声優陣。
宮崎アニメはこのころから俳優さんを声優に起用することが増えていくのですが、
今考えてみるとこの作品が最大規模ではなかったかと思います。
主役級は言うまでもないですが、二つの大きな脇役、乙事主(大きなイノシシのおじいさん)
と、オオヤマイヌを、森重久彌 と、美輪 明宏が演じ、力強いことこの上ないです。
漫然と観ていると、何だかよく分からない退屈な作品に感じる人もいるかもしれません。
しかし時代背景などを再勉強して繰り返して観ると、
とてつもなく深い作品だったのだなという印象を持てるようになりました。。
それから、メイキングを見てみると、
細部にいたるまで驚くほど研究した末に描写しているのだなということも分かり、
この映画の深みが分りだしました。
分り易い所で言うと、屋久島のスギ、白神山地のロケなど、日本中を下見に行くという作業。
細かいところで言うと、村でのお米の売り方、すくいかた、売り方などでしょうか。
ほんの一、二例です。
タタラ製鉄やアイヌのことなどを少しお勉強してから観ると、より一層深く味わい、楽しめる映画です。
何だかんだ言って、文句なしに個人的最多視聴回数のトトロや魔女の宅急便よりも、観た回数が結果的に多くなったかもしれません。
多少残酷に見えるシーンもなくはないですが、必要最小限にとどめられていると思います。
最近よくある映画の様な、無意味なグロいシーンなどは当然ありません。
上條恒彦 コレクション
木枯らし紋次郎の主題歌が気に入って買いました。
ショップで探してもなかなかないんです。彼のCDは。
(しかし、近々ニューアルバムが出るようですね)
上條さんの歌唱力は抜群です。出発(たびだち)のうた
は誰でもご存知でしょう。あの方です。
曲目にさとうきび畑が入っているのもポイントが高いですね。
通常、女性歌手で歌われることが多いですが、
上條さんの迫力と抒情ある歌声でも、味わいがあります。