エビータ(オリジナル・サウンドトラック)
1. "Requiem for Evita" John Mauceri 4:17
2. "Oh What a Circus" Madonna, Antonio Banderas 5:44
3. "On This Night of a Thousand Stars" Jimmy Nail 2:23
4. "Eva and Magaldi / Eva Beware of the City" Madonna, Jimmy Nail, Antonio Banderas 5:20
5. "Buenos Aires" Madonna 4:08
6. "Another Suitcase in Another Hall" Madonna 3:32
7. "Goodnight and Thank You" Madonna, Antonio Banderas 4:17
8. "I'd Be Surprisingly Good for You" Madonna, Jonathan Pryce 4:17
9. "Peron's Latest Flame" Madonna, Antonio Banderas 5:17
10. "A New Argentina" Madonna 4:16
11. "Don't Cry for Me Argentina" Madonna 5:34
12. "High Flying, Adored" Madonna, Antonio Banderas 3:31
13. "Rainbow High" Madonna 2:27
14. "And the Money Kept Rolling In (and Out)" Antonio Banderas 3:47
15. "She Is a Diamond" Jonathan Pryce 1:39
16. "Waltz for Eva and Che" Madonna, Antonio Banderas 4:12
17. "You Must Love Me" Madonna 2:50
18. "Eva's Final Broadcast / Latin Chant" Madonna, John Mauceri 5:15
19. "Lament" Madonna, Antonio Banderas 4:10
エビータ [DVD]
1988年に、オリバー・ストーン監督が「エビータ」の製作発表をしたときのキャスティングにマドンナがオファーされていましたが、紆余曲折あり、なかなか本決まりにならなかったのを覚えています。でも、マドンナは、出演をあきらめず、アラン・パーカーに監督が変更になってからも、アピールを続け、見事、大役をやり遂げました。映画のサントラの為に、4ヶ月ものボイス・トレーニングを受けて、歌手としても、かなりの音域が広がり、その後の作品にも深みが出ています。マドンナのキャリアの金字塔であるのは言うまでもなく、かつてのハリウッド・ミュージカル映画を彷彿とさせる、大作です。アントニオ・バンデラスの美声にも、注目してください。
エビータの真実
エビータについては映画で見て、マドンナのイメージで焼きついていましたが、実際の本を読んでその第一印象は覆されました。
正直言って初めはエビータのあの着飾った装いでいつも高い所から大衆を見下ろしているという態度が気に入りませんでした。誰だってお金に余裕があったら人助けをして感謝されたい・・・というのが最高の夢だと私は思うのです。お金を持っていて幸せな人がさら幸せになり、逆に貧乏な人は施しを受けて、さらに卑屈になっていくことの非合理性に私は憤りすら覚えたのです。貧しい過去を背負っているエビータにこそ、もっと民衆の立場から彼らに語りかけて欲しいと私は思っていました。
しかし、私は読み進めていくうちに気が付きました。”聖女エビータ”も一人の人間にすぎないのだと。聖女という言葉に惑わされて私たちはエビータを少し神格化しすぎていたのかもしれません。恵まれない少女時代の幸せの埋め合わせをするための絶頂期があのペロン大統領の妻の時期であったとしたら、33歳で亡くなるまでの期間ではまだ彼女の心は満たしきれなかったのではないでしょうか。それを思うとあの贅を極めて着飾った彼女の姿も心なしか痛ましく見えてくるものです。
エビータ―写真が語るその生涯
自分はエバ・ペロンに関心も持ち、本を読めば読むほど、彼女の実際の写真が見たくなりました。ということで手に取ったのが本書。期待を裏切らない珍しい写真でいっぱいです。エバはきれいだったけれど、ハリウッド女優で成功するまでの美貌ではなかったようです。夫のペロン大統領もなかなか男前でした。写真集ですが、文章もとても詳細で楽しめます。
エビータ
舞台はアルゼンチン。身分の低い私生児・エビータが、美貌を武器に、男を手玉に取りつつ、ついにはトップレディにまでのし上がる!だが・・・。実在した人物を基にしたミュージカル。
美しい宗教曲ぽいものから、ロックまで、メロディアスでバラエティに富んだ曲がたくさん入っているので、聞いていて飽きない。とても面白いです。
名曲ミュージカルが日本語で聞ける、それが四季版のいいところだと思います。(マドンナの映画版のみを初めて見た人が、『日本語にするとこんなカンジなんだ~。』ととても関心していました。) 更にこのCDは、歌が抜群にうまい人達が演じているので、スリリングな掛け合いになっており、非常におススメです。
四季ファンはもちろん、映画版『エビータ』を見!!た方、そして玉の輿を目指してる方(笑)。聞いてみてはいかかでしょうか。