Piece 1 (フラワーコミックス)
画化にもなった「砂時計」と同じ作者が描く、前作とはうってかわって正反対のダークな要素を持って進められていく話。
ちょっとどろどろとした、恋愛マンガでありながら、「ライアーゲーム」や「デスノート」のように、話が進んでいくまで先が読めない面白さがある。
「砂時計」は1巻の途中までしか読んだことがないが、同じ小学館が発行している、「僕達がいた」よりは救いがあるように思う。
「僕等〜」は最初幸せの絶好調で、話が進むにつれて話が残酷になる。こちらの「Piece」はスタートが重い分、これから軽くなっていくように思う。
Piece 8 (フラワーコミックス)
大まかな真相が分かる巻です。
ラブサスペンスということで、ミズホの気持ちが一歩前に出て純粋で素敵でした。
卵の話の回収が見事でスッキリ。
最後まで一気に読めたのですが、脇役好きの私としては、
ところどころ疑問が残る点も。
ただ、次の巻以降、スッキリ回収してくれる期待が持てそうです。
早く続きが読みたいです。
砂時計 DVD-BOX I
累計350万部を超えた人気コミックスをドラマ化し、杏と大悟、
二人の12歳から26歳までの初恋の行方を現在〜過去〜未来と描いた
TBS愛の劇場で現在も絶賛放映中なのが今作!!
なんといっても見所は、杏・大悟・藤・椎香といった中心人物をそれぞれ3人の役者が
演じているという点だ。
原作のイメージそのままのキャスティングが見事!にハマり、昼ドラは"奥様が観るもの"
という観念を拭い去った作品でもある。
島根の美しい景色と、ゴールデンタイムの連ドラでは描ききれないであろう、細やかな
人々の心の動きがとても丁寧に表現されていて、知らず知らずのうちに、
ドラマの世界へ惹きつけられてしまう。
特にこのDVDでも大半のエピソードを占める杏と大悟、二人の中学生時代は、子供から
大人まで世代を超えて胸キュン★する事間違いなし!!
演じる俳優さんも、「仮面ライダー」シリーズや「花より男子」に出演していたりと
顔ぶれもかなり豪華!!このドラマ、昼ドラなだけにまず、再放送の可能性は相当低い
と考えていいので、見逃した人はもちろんのこと、フリークなら原作本とともに
DVDも揃えるべき♪一代ブームの予感!!
Piece 7 (フラワーコミックス)
今巻では、比呂が出てきます。
帯の「僕は 君に 赦されたかった――」は比呂の言葉です。彼の心情描写や生活がちゃんと描かれているので、読者にとってはこの先の展開や、水帆が追いかけている謎が大分予想できるようになってきました。
と言っても、水帆や矢内達はまだぐるぐると謎の中でもがいています。
この7巻では、成海が何考えているのかよりも、比呂と折口さんの関係がかなり見えたかなという感じでした。
というかもう、終わり方を見て続きが気になりすぎてそわそわします。笑
1巻での葬儀の時、誰もが折口さんのことなど覚えていない、彼女の人生には関係していないような顔をしてそこにいるように見えましたが、実際は全然違う。
水帆が成海を好きになって動けば動くほど、死んでしまった折口さんが確かに生きていて、色々なところで様々な『絆』を形成していたのだなとしみじみ思いました。
折口さんと先生や、折口さんと礼美の関りを読みながら、芦原先生はこういう繊細な絆を描くのが上手だと改めて実感。
でも、このpieceは先生自身が「恋愛もの」だと言っていたので、この後の成海と水帆の恋愛描写にもものすごくすごく期待しています。
砂時計の時は、もう少し大吾と杏のくっついた後のラブラブ描写が見たい!!と切実に思っていたので、pieceでは、謎が全てとけた後に「もういいっつーの……」ってくらいの成海と水帆のラブい描写や深まった二人の絆が見れるといいな。
8巻が楽しみです。