ヤプーズ・デ・ラ・クルスの犯罪的人生~96m巻・2枚重ねミシン目あり [DVD]
待望のDVD化ですよ!
オークションではビデオが2〜3万で取引されていたんですから・・・。
内容は個人的に、戸川純さんのビデオの中でも一番でした!
格好よくて、大人っぽくて、綺麗で可愛い純ちゃんがたっぷり見られます。あと歌い慣れてる感たっぷりの昆虫軍は鳥肌もの!
3ヶ月前にビデオを買おうとしたら、十倍くらいの値段だと考えたら、超お得!絶対買いです。
ヤプーズ計画
バーバラのホーンセクションがかっこいい。
肉屋のようにの叩きつける様なベードラがかっこいい。
そして勿論戸川純がかっこいい。
問題は雰囲気と、感情。どこまで本気で、歌詞を歌えるか。
そのノリは、もう過去のものかもしれないけど、
戸川純の本気が今でもバリバリにかっこいい。
ちなみに1・3・6・8・9はカラオケに入ってたりします。
「愛しい貴方が食べたい」「彼を飼うの蝶々の様に」
そんな事を言える様な女性になりたい方にお薦めです。
TOUR-LIVE ’85~’86 [DVD]
純ちゃんのビデオは全部持ってました。
人それぞれだ好みはあると思うけど、
私はこのDVDのビデオを一番よく繰り返し観ていました。
一番お気に入りのビデオです。
私はリアルタイムでライブに行けた年代ではないので
実際にこのライブを見れた人が本当に本当に羨ましかったです。
純ちゃんの楽しそうな笑顔が眩しいです。
歌声ものびやかですばらしいです。
名曲ばかりなのでちょっと再生すると、止められなくて
結局最後まで観てしまうということがよくありました^^
家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)
「三島由紀夫の曰く付き」らしいが、全然古さを感じさせない。ものすごい空想力。ものすごい妄想力。この著者は凄い。本当に一人で書いたのだろうか?何人かでアイデアを出し合って書いたんじゃないか?ていうぐらい、世界の構成が凝られてます。そしてそのスケールは馬鹿みたいに拡大されていきます。
SFとしては、タイムマシンが登場し、未来の世界に行ったあるカップルのお話。
SMとしては、まさに空想でしかできないことの数々。いや、物理的に。科学的に。科学的サディズム。からだのかたち、からだのしくみ、しゃかいのしくみ、全てがSMのために変えられてしまうお話。
グロテスクだが、この魅力はいったいなんなんだ。
世の中の全ての人に知ってもらいたい、この小説。
ただ、恋人にだけは内緒にしときたい。
HYS
冒頭のヒスでさらりと、従順だけれといきなり暴発する日本の国民性を歌いあげる。
戸川純個人名義のきっちりとした演出空間ではなく、また、舞台設定のかっちりしたゲルニカでもなく、
90年代中盤の不穏さを伝えてきたのは円熟したYAPOOSであった。
白眉は、赤い花の満開の下。つらつらと恋を失った女がそれでも前を向いて歩く個人的決意に満ち溢れた前向きな
自分応援歌か?と思いきや、
『いざとなったら神様がいる』とぽつりとつぶやく。
宗教の自由というお題目の中で蔓延するカルト。現実逃避を当たり前に選択に入れながら歩く女の静かに狂った姿は確実に不穏。
HYSが販売されたのは、1995年6月なのだが、この年の3月には地下鉄サリン事件が起きてる。
戸川純の肌感覚の鋭さ、嗅覚の鋭敏さには舌を巻く。本人は意識的ではないだろうし、天才戸川純にはこの時代独特の不穏さを表現できる術を持っていただけの事なのだろうが、赤い花の満開の下という曲で締めくくられるこのアルバムは、間違いなく巫女の宣託とも言える。
なんて事を思ったりもしたが、単純に名曲ぞろい。純ちゃんの表現力は円熟味を増し、安心してその世界観に身をゆだねる事が出来ます。
YAPOOSのアルバムではこれが 一番好きです。