French Connection
1998年、サッカーW杯フランス大会のあった年。
この年、この「French Connection」がリリースされた…そうです、これは、W杯フランス大会に合わせて「柳の下…」を狙った作品です(笑)。W杯フランス大会の試合が開催される都市名を各曲に織り込むか、もしくは関連のある曲をカバーして出来上がった作品…とくれば「つまりは企画盤なわけね~」と冷ややかな視線を浴びそうな気がしますが…敢えて星☆☆☆☆!何が悪い(笑)!
実際のところ、前作「Love Can…」(これは名盤!)に比べて、企画先行の音造りの宿命でしょうか、音づくりが物足りなく感じるところはあります。そして致命的なのは、フランス大会が終わってしまえば話題性に欠けてしまうという問題が…。
でも、素直に耳を傾けてみてほしいのです。決定的な名曲にこそ欠けるものの、楽曲のレベルはまずまずの粒揃い、トータルに聴いて穴が少ないという美点が…(笑)冗談はさておき、いい盤です。なるほど、名曲がないから、メリハリはないかもしれない、でも水準以上ではあるのだから、通して聴いて心地良い。
我が家では日曜日の朝の定番です。特に、晴れた朝にはぴったり!
彼女のファンでない人には星☆☆☆、ファン心理でもうひとつだけ☆をプラス。ごめんなさい、大目に見て下さい(笑)
フレンチ・コネクション [DVD]
昼間にBSで「ダーティ・ハリー」をやっていた。もう法律なんかお構いなく悪もんを追いかける。拳銃をぶっ放す。映画だからいいけどこういう人の上司は大変だと変なことを思ってしまう。こういうキレた刑事の原点は「ポパイ刑事」かなと思って久しぶりに見てみる。ジーン・ハックマンが若い。ただ個人的には年配のジーン・ハックマンのほうがいいように思った。ロイ・シャイダーも若い。キレ方という意味ではこのポパイ刑事は滅茶苦茶である。キャラハンよりひどい。時代も違っているのかも知れないがやりたい放題し放題。有名な高架の電車の下を車で追いかけるシーンは相変わらず迫力満点。高架の電車を見たらシカゴとかニューヨークだと思ってしまいます。車にヘロインが隠されているからくりはちょっと今一の感じです。普通そこはもっと初めに見るやろと突っ込みたくなりました。まあ当時のアカデミー賞をガバッととった作品であります。画像がさすがに古いかな。それと今のアメリカ映画をみたら日本車がいっぱい走ってますが、さすがに当時の道路の風景には皆無です。馬鹿でかい鉄の固まりみたいな車ばかりです。時代の流れを感じます。