広重と歩こう東海道五十三次 (アートセレクション)
浮世絵を細かいところまでじっくり見られる本。東海道五十三次全部をじっくりと見たかったので、買って正解。見ていてとても楽しい。
その他、解説を読んで初摺りと後摺りで工程の省略や変更があって、細部にかなり違いがあることも初めて知った。飛脚にも種類があって、1週間で届く物はとんでもなく高額な代金がかかったことも判った。江戸時代の旅支度も詳しい説明が載っている。
遊遊 サンソフト傑作選2
「いっき」といえば、
FCで「クソゲー」という単語を作るに言わしめたあのゲームですが、
「東海道五十三次」はあまり知ってる方は居ないのではないでしょうか。
「いっき」の方は言わずもがな、
「東海道五十三次」のゲーム性は非常に高く、
隠し要素やアイテム等凝っており、
深く遊ぶ事が可能となっているゲームです。
しかし、もう10何年も前の、
軽く数百円で投売りされているようなゲームを
今更の如くこの値段をつけて売り出すのは
いささか高すぎるのではないでしょうか、と思ってしまいます。
東海道五十三次
「いっき」「アトランチスの謎」でその名を違う意味で浸透させたメーカー・サン電子(サンソフト)が作った江戸時代を舞台にしたアクションゲーム。
単純な横スクロールで、主人公は花火職人。火薬製造の秘密(?)を握っているとかで、その秘密を知りたい悪徳商人一味に江戸へ戻る途中だったかで命を狙われるハメになるという強引な設定がされています。
主人公は「アトランチスの謎」と同じく爆弾を投げまくるのです。但し、浪人のように爆弾を普通に投げても刀で切られて通用しない相手もいたりします。その場合は・・・・地面に爆弾を地雷のように仕掛けて、タイミングを合わせて敵が通ったときに爆発させられれば倒せるって・・・・敵が馬鹿ですね。
小判を何枚か集めると「裏街道」という抜け道を通れました。
このメーカーの作るソフトは変なものばっかりだったような印象しかないです。
歌川広重保永堂版 東海道五拾三次 (謎解き浮世絵叢書)
本書は、町田市立国際版画美術館監修の元、同美術館学芸員の佐々木 守俊氏が、歌川広重の名作『保永堂版 東海道五拾三次』の全作品に詳細で分かりやすい解説を付したものです。
町田市立国際版画美術館は優れた浮世絵のコレクションと展示・企画で浮世絵愛好家には好まれている美術館です。掲載作品は全て同美術館所蔵のものでした。解説にもありますが、五十五図の保存状態や摺りの状態は基本的に良好でした。一部の作品は解説にあるように「墨色が濃すぎて質感表現がうまくいっていない図も含まれているのは残念です」とありましたが、全て初摺りのセットが存在しないわけですから、このコレクションは誇れるものだと思います。
各錦絵を見開き2ページで紹介し、右には全景を、その下部に解説を付し、左ページ全てを使って、注目すべき箇所をクローズアップしてそれについても詳しく言及してありました。見慣れた『東海道五拾三次』ですが、ふだん気付かない部分の指摘を受けることで、画面全体の見方も変わり、作品の鑑賞の手助けになっています。
なお、それぞれの作品の特徴な個性を簡潔な言葉で記してありますので、それらの一部を掲載しておきます。
日本橋 朝之景'なぜ日本橋は正面を向いているのか?
品川 日之出'大名行列に土下座しなくて大丈夫?
川崎 六郷渡舟'視線をみちびく構図の仕掛けとは?
神奈川 台之景'自然と人物、ほかにどんな対比が?
保土ヶ谷 新町橋'橋の向こうの旅人たちが意味するものは?
戸塚 元町別道'なぜ、ここに「こめや」の看板が?
藤沢 遊行寺'鳥居は何を物語るのか?
平塚 縄手道'主役は行き交う旅人か、それとも?
大礒 虎ヶ雨'その日、大磯はなぜ雨だったのか?
小田原 酒匂川'広重の観察眼の冴えはどこに? ほかです。
セイコー(SEIKO) ポケット型歩数計 五街道 WZ750N
75才になる母のために購入。以前からいくつか万歩計を贈っていて、ジャイアンツもの、ピカチュウもの…といろいろ使っていました。最近は、てくてくものを使っていたんですが、てくてく…は3コ連続してポケットに入れたまま洗濯してしまいました。ついでに言えば、成長していくエンジェルちゃんは、ジャイアンツものと同じ絵柄でイマイチ新鮮味を感じず…。
この五街道は、ストラップをつけられる!という点がよい!首からさげられるし、一緒に洗ってしまう心配もない。時計を持たない母にとっては時計代わりにもなる(表示の切り替えで日時を示される)。歩いた分だけ日本地図に線が延びていくのでやる気になるし、街道がいっぱいあるので次への挑戦意欲が沸く!かな? キャラものに興味のない年齢の母にとってはこのタイプがいい!!と思う。