ベスト・マリア・カラス100
これまでもカラスのオペラアリア集を買ってきましたが、量、質ともに充実しているのがこのCDです。例えば、『ノルマ』なら、『清らかな女神』だけでなく、きちんとフィナーレやアダルジーザとの二重唱も収録されていて、抜粋でありながらきちんとオペラの筋をなぞってあります。これは、まだ『ノルマ』を聞いたことのない、知らないという人にはありがたい構成です。また、カラスだけでなく共演者も中々充実していて、前述の『ノルマ』ではクリスタ・ルートヴィッヒ、『ルチア』ではジュゼッペ・ディ・ステファノ、『セヴィリアの理髪師』の「それじゃ私ね」では、ティト・ゴッビと言うように名歌手のすばらしい歌声も聴けるのでカラスだけでなく、他の歌手たちも楽しめます。
100曲も収録されていて、3000円という良心的な価格設定もうれしい良品です。
スペイン語がびっくりするほど身につく本
初めて買ったスペイン語の本です。この本を買った後、すぐにNHKのラジオスペイン語を始め、同時に教室にも行き始めたため、この本から遠ざかっていましたが、スペイン語に慣れてからこの本を読んでみると、けっこうエッセンスがぎっしり。文法説明(とくに、1人称単数だけ不規則な動詞など)はすっきりまとまり、わかりやすいです。
ただ、いわゆる「速習」モノなので、「あなたと私」の会話、旅行などの会話はこれで充分ですが、第3者について述べたりするには、もう少し別の文法書が必要でしょう。
マリア2
いわゆるサウンドノベル形式で読み進めていくテキストパートと、実際に主人公を動かし、建物の探索を行うリアルタイムパートに分かれ、全4話で構成されたアドベンチャーゲーム。
遺伝子がテーマに扱われているので、科学的で神秘的なストーリーになっている。
TVドラマを強く意識しており、1話終了するごとに、スタッフロールまで流れる意気込み。
リアルさを追求しているのか、所々に挿入されたムービーはとても綺麗。
ストーリーも面白い。キャラクターの個性が生きているので、話に感情移入できる。先の展開がどうなるのかドキドキした。
テキストパートは、地味な雰囲気。立ち絵の種類が少ないので、どこか淡々としている。
リアルタイムパートは、やや操作がしづらい。知っている方はウェルカムハウスを想像して頂ければ。
あの操作での移動は少しストレスになる。
リアルタイムパートでは、数度パスワードを解く作業を強いられるので、数字に強くないと少々苦戦するかもしれない。
ゲーム中で仮想パソコンを触れるのはなかなか楽しかった。ミニゲームで遊べるのも嬉しいけれど、熱中できる内容とは言い難いかも・・
このゲームをプレイするなら、最低でも2周はして、真のエンディングを見るべき。
総合的に見ると、何度も遊びたくなるような内容では無いので、価格的にはやや高いかと。
ゲームの内容的にはまずまず。
マリア [DVD]
聖書にもとづくキリスト生誕のお話です。
いままでもたくさん映画化されていますが
いままでのものは、聖書を忠実に追ったものでした。
この映画は、その中で、息づくひとり一人の
心の動きが読み取れるものでした。
特にわたしは、ヨセフが好きでした。
本当にこんな状況であったら、
マリアが不倫して誰かの子を身ごもったと思っても・・・
不思議ではなかったでしょう。
事実最初は、そう思いました。
しかし、心の清いヨセフは、
「私が石を投げなければ誰も石を投げないだろう」と。
そんなマリアをかばいます。
神からお告げがある前に、
彼は自分で自分の生き方を表明します。
その後もたんたんと、
しかししっかりとマリアを守っていきます。
この映画は、マリアのお話しである以上に
私にとっては、「ヨセフ」の生き方の話であるように
思えました。
みなさんも、そんなヨセフを
感じてみてください。