SHORT TWIST佐々木淳子作品集 (バーズコミックススペシャル)
渡辺恒夫の遍在輪廻論と同じ事を考え付いた表題作は
ハインラインの「夏への扉」広瀬正の「マイナス・ゼロ」を越える時間SFの傑作だが、
ゲイカップルが科学の力で遺伝的に正統な子供を手に入れる
「ベビーNの幸福」も素晴しいSFの夢が詰まっている。
単行本初収録の「のこされた心ケースB」も自殺を否定する傑作。
淳子先生の素晴しい思索は漫画で書かずに論文で書けば、
永井均や渡辺恒夫クラスの哲学者として日本の歴史に残ったのに、
漫画家なのに頭良過ぎたのが淳子先生の不幸ですな。
後書き漫画では手塚治虫批判という神をも畏れぬ行為してます。
作品発表の場を失った淳子先生にはもう何のタブーも無いw。
同人作家佐々木淳子の未来に期待しよう!
コミケは801同人誌を買うところではなくてよ、オホホ。
AV2002(1) [DVD]
広菜れい さん目的で買いましたが・・・。
いやはや、買って良かった。他の作品は、プレミアつきで高価に
なっていますし、昔の画像でも十分です。
今、何してんだろ・・・。れいさん ファンなので、評価甘め。
リュオン (幻冬舎コミックス漫画文庫 さ 2-1)
学生時代に「ダークグリーン」をリアルタイムで読み、全巻そろえて持っていた者としては、二十年以上経って、続編が出ているとは露知らず。ちょうど子育ても一息つける時期にきていたので、懐かしさのあまり買ってみました。
感想としては、同窓会で昔の友人に出会い、学生時代の気分を思い出した…というところでしょうか。
「ダークグリーン」のラストは、あれはあれで秀逸で、現実世界を変える方向に主人公(や読者)を持っていくところは、すごいなと思いましたし、心打たれました。
それから二十年余り、大して変わっていない現実に、自分の無力を感じる今、リュオンとホクトの再会に喜びを感じつつも、それだけで終わってはいけないのだ…と、思います。
次の世代へ世界を引きつぐ「責任」を負っていることを再認識し、自分のできることをしていこうと、改めて思いました。
学生時代の青臭い「理想」や「情熱」を、思い出すことができたという意味で、続編との再会は、私にとってはよいものでした。
「那由多」や「ブレ5」も、好きだったんですが、何しろ昔読んだきりなので、ストーリーを忘れかけていて、ちょっとわからないところもありました。こんなことなら、コミックスをとっておけば良かった!
そして願わくば、「リュオン」のラストにあるように、彼らの未来が幸せなものになりますように…。
ディープグリーン(4) (KCデラックス)
同人誌で。ご本人のサイトをご覧になってる方はご存知でしょうが。「COMITIA」という、創作同人誌即売会の主催者サイトで通販可能です。1冊70ページ程度で千円だったかな?割高ですが、自費出版なので。少々高かろうが、何年かかろうが、完結するまで読む!という方は、同人誌をお求めください。「ディメンション・グリーン」続刊中です。舞達は出てくるけど、主役は新キャラ(青年)です。